IT資産管理ツール選定のきっかけ
ハードウェア、ソフトウェア管理の効率化
当社の情報システムグループでは、全国数百か所にある工事現場で利用しているPCを含め、社内のあらゆるIT資産の管理・メンテナンスのほか、基幹システムの運用など、幅広い業務を少人数体制でおこなっている。
以前は、PCのスペックや使用者の情報等を社員へアンケートを取ることによって収集していたが、社員に入力してもらう手間がかかる上、一部回答が得られない、データの正確性を保証できないなどの課題を抱えていた。
そのため、ハードウェアやソフトウェアのインストール状況等の情報収集をツールで自動化し、さらなるセキュリティの強化に重点をおきたいという思いがあった。
SS1に決めた理由
ソフトウェア資産管理(SAM)への対応
ツールの選定については、PCやソフトウェアの正確な情報収集ができることはもちろん、Microsoft等のソフトウェアベンダーからのライセンス監査に対応できるように、 ソフトウェア資産管理(SAM)を適切におこなえることも必須要件とした。
トライアルによって、使いやすさを実感
最終選考に残ったSS1ともう1社のツールをトライアル利用し、実際の運用をふまえた比較・検討を実施したが、SS1は管理画面が使いやすく、ツールでの管理に馴染むことができた。
また、機器情報の収集内容が充実しているため、機器のトラブル対応やメンテナンスに活用しやすいなど「IT資産管理」面で優れており、当社の実運用に即していた。
導入効果
社内IT資産の一元管理、トラブル対応の迅速化
PC・サーバーをはじめ、社内ネットワークに接続されているプリンタやさまざまなネットワーク機器をSS1へ登録し、管理している。 さらに、各事業所を繋ぐテレビ会議システムの設定情報や、全国に点在する工事現場のオフラインPCの情報もSS1で一元化しているため、社内全体のIT資産の現状を容易に把握することができるようになった。
またネットワークトラブル等が発生した際は、即座にSS1で機器の詳細情報やシステムの状況確認をおこない、リモートコントロール接続して対処している。 SS1上で一連の対応が可能なため、トラブルへの対処が格段にスピーディーになり、対応する側・される側双方の負担軽減につながっている。
さまざまなメリットを生む、正確なソフトウェア管理
社内で利用しているソフトウェアのインストール数や、ライセンス形態、利用状況等の把握、CAD系ソフトウェアのバージョン確認やプロダクトキー管理も、SS1でおこなっている。
SS1は対象機器に必要なソフトウェアを自動インストールすること、不要なソフトウェアをアンインストールさせることが可能で、セキュアにIT環境を整備することができる。 正確なソフトウェア管理により、無駄なライセンス購入を防ぎ、古いバージョンのソフトウェアを利用し続けてしまうリスクにも備えることができた。
実際に社内で管理外のソフトウェアが使用されていないことを確認でき、ソフトウェア管理体制の構築に役立った。
高いセキュリティレベルを保つことで情報漏洩を防止
SS1で収集した機器情報をもとに、社内ネットワーク接続時の認証をより強固なものにし、許可されたPC以外は一切ネットワークに接続できない環境を構築。 その他にもウイルス対策ソフトウェアの強制適用・バージョン統一や、Webブラウザの指定など、SS1で複合的なセキュリティ・情報漏洩対策を実施しており、全社的なセキュリティレベルが向上したと実感している。
このようにソフトウェア管理とあわせて、SS1が当社のコンプライアンス確立に非常に役立っている。
今後の展望
SS1活用による、さらなるセキュリティ強化
SS1の各種機能を活用してデバイスの利用制限、更新プログラムの適用管理、ソフトウェア利用のルール化を進め、さらなるセキュリティの強化を図っていきたい。
契約情報を整理し、資産管理を徹底
PCのリース契約情報を登録し、リースアップする機器の確認やレンタル機器の管理をおこない、IT資産の一元管理を継続しておこなっていきたい。