IT資産管理ツールウェア選定のきっかけ
Excelの台帳をベースに、USBデバイス管理/パッチ適用など複数ツールを併用
Excelの台帳をベースに、1,000台以上あるPCのUSBデバイス管理やパッチ適用などを、手作業とツールの併用でおこなっていた。どこにどのようなPCがあるのか正確に把握できず、ヘルプデスク業務にも手間がかかっていた。
USBデバイス利用における管理体制の構築
USBデバイスの利用については、社内ルールを設けていたが、業務にあわせてシステム的に管理する体制は整っていなかった。IT資産管理の手間を削減するとともに、情報漏洩やウイルス感染の予防策として、 USBデバイスの使用許可・禁止など、社内のセキュリティ管理体制を構築したいと考えた。
SS1に決めた理由
管理の一部で使用していたツールは、ランニングコストが高く、動作が重いという問題点もあり、契約更新するかどうかも含め、 IT資産管理系ツールを約10製品ほど比較・検討した。その結果、下記2点のポイントがSS1の優位な結果となり、導入を決定した。
リモートコントロール、デバイス管理機能の充実
最終選定まで残ったツールでは、機能面での大きな差はなかったが、SS1は管理画面の使いやすさをはじめ、社内のヘルプデスク作業の際によく利用するリモートコントロール機能が優れていると感じた。
また、各種デバイスの利用制限で細かいポリシー設定をおこなえることに加え、デバイスを利用したい時には、Web上でワークフローを使ってシステム的に申請・承認できる機能があった点も選定のポイントとなった。
ランニングコストの削減
以前はツールを併用していることもあり、保守料だけで多額の費用がかかっていたが、SS1でIT資産やUSBデバイスを一元管理でき、さらにランニングコストを約40%カットすることが実現できると判明した。
システム構成図
導入効果
軽快な動作で、増加するIT資産の効率的な管理を実現
以前に使っていたツールは動作が重かったが、SS1は軽快に操作することができる。また、機器一覧からリモートコントロールなどの各種操作を簡単におこなえるため、メンテナンスや管理がスムーズになり、事業拡大によるPC追加にも対応できる。
リモートコントロールを、トラブル対応や社員教育に活用
PCのトラブルや操作方法の問い合わせなど、社員からの日々の問い合わせに対し、SS1のリモートコントロール機能が非常に役立っている。
通常のリモートコントロールでは管理者側しか操作画面をみることができないが、SS1は接続先の相手にも操作画面を共有できるため、「Excelの操作方法がわからない」といった相談にも即座に対応できる。
PCのメンテナンスだけでなく、社員の簡易教育としても活用している。
USBデバイスの利用を許可制にし、情報漏洩対策を強化
事前に社内スタッフへUSBデバイスの限定利用を始めることをアナウンスし、運用を開始。 自社で許可しているUSBデバイスのみ利用できる環境を構築することで、できるだけ利便性を損なわず情報漏洩対策を強化できた。
今後の展望
Microsoft Office更新プログラム(セキュリティパッチ)適用の自動化
以前のツールでは動作に時間がかかったセキュリティパッチの適用も、SS1ではスムーズにおこなえた。今後は、SS1で積極的に自動更新させ、セキュリティを強化したい。
PCの操作ログをモニタリングして、情報漏洩を未然に防止
追加導入したPC操作ログ機能により、情報漏洩対策をさらに万全なものにしたい。ログのモニタリングにより情報漏洩を未然に防ぐとともに、万一の際の確認にもログを活用したい。