IT資産管理ツール選定のきっかけ

Windows 11対応を契機に、ツール入れ替え案が浮上

SS1導入前、Windows 10のサポート終了が発表されたことを受け、当社ではWindows 11への移行を検討していた。しかし、以前利用していたIT資産管理ツールをWindows 11へ対応させるには、別途アップデート費用が発生してしまう。
年間保守料も含めてランニングコストを見直した結果、「更新して使い続ける」よりも「入れ替えて最適化する」方が合理的ではないかという判断に至ったため、IT資産管理製品の比較検討をスタートした。

SS1に決めた理由

「インターネットエージェント」機能による持ち出し端末管理に魅力

2020年ごろ、営業部門を中心としてデスクトップPCからノートPCへ入れ替えを実施し、端末の持ち出しが大幅に増加した。使い勝手は向上した一方、持ち出された端末に対してWindows更新パッチの適用ができないなど新たな課題も生まれ、従来の考え方や運用だけでは利便性と安全性の両立が難しくなってしまっていた。
SS1の「インターネットエージェント」機能では、社外端末管理用のサーバーを自社で用意する必要なく、インターネット経由での情報収集が可能になる。管理負荷を極力増やさずに統制を効かせる仕組みづくりが可能になるという点で、比較検討時にはとても魅力的に映った。

サポート体制の充実と伴走力が安心材料に

無料トライアルの実施中から、SS1サポートデスクの問い合わせ対応のスピードには驚かされていた。以前利用していたIT資産管理ツールでは1つの問い合わせに返信がくるまで2週間かかることもよくあったが、SS1ではそれがない。困ったときにすぐ聞ける・すぐ返ってくるというところは、非常に大きな選定理由である。
また、SS1のメジャーアップデートは、サポートデスクによる遠隔対応であれば特に追加費用は必要ない。製品バージョンアップ時の費用がリプレースのきっかけだったこともあり、こうしたコストがかからない点も継続に対する安心感の後押しとなった。

導入効果

社内外の端末に対し、同水準の管理・ポリシー適用が可能に

現在、VPN環境(社内)とインターネット環境(社外)が入り混じった状態となっているが、「インターネットエージェント」機能によって一元管理できている。日頃管理しているなかで、特にPCの所在地を意識することがないほどだ。USBメモリの使用制限やログ取得、パッチ適用といったポリシーを全体一律に適用できるようになったことは、明確な導入効果である。

月次パッチの検証から全体展開までSS1でコントロール

更新プログラムは、まず情報システム部門メンバーに自動適用し、一定期間の様子見のあとに全社展開するルールで運用している。SS1によって情シス端末に先行で月次パッチを適用したあとには、通知機能で「パッチ適用完了」と「検証のお願い」を自動で表示させられるので、毎月の検証作業もスムーズに開始できるようになった。

更新プログラム適用後の自動通知メッセージ画面<実際の通知画面>

SS1グループ×メッセージ配信で、細かな情報伝達を標準化

任意の条件で端末をグルーピングできる「SS1グループ」機能はあらゆるシーンで役立てている。同じリース契約に紐づく機器/モニタをグループ化して管理したり、1ヶ月未使用のPCをグルーピングすることで除却忘れを発見しやすい体制を整えたりと、活用方法はさまざまだ。

条件による自動抽出・端末指定による独自のグルーピングが可能(SS1グループ)<条件による自動抽出や端末の個別指定によってグルーピング ※画面はイメージです>

また、SS1グループは各ポリシーの適用先としても指定可能なため、「メッセージ配信」と組み合わせた運用もおこなっている。
例えば、毎晩決まった時間に接続が切れる基幹システムについて、SS1導入後は切断の15分~30分前に注意喚起のアナウンスを出せるようになった。このメッセージは「RPA端末を除外」したSS1グループを対象にしているため、ポップアップによりRPAの稼働が中止してしまう問題も回避できている。ほかにも「月次作業の締め日に関するリマインド通知」を表示するなど、SS1グループ×メッセージ配信機能は多くの場面で貢献してくれている。

Microsoft 365アカウントの棚卸に活用

SS1の「Microsoft 365管理」機能によって、各ユーザーに割り当てられたライセンス種別などを俯瞰して把握できるため、SS1の管理画面からMicrosoft 365アカウントの棚卸を定期的に実施している。退職者のアカウントが残っていないか、ユーザー間でライセンスを付け替えられる余地がないかといった確認が主な内容だ。Microsoft 365管理センターでも同じ内容は確認できるものの、SS1の画面のほうがずっと見やすい。よって、こうした管理業務の際はもっぱらSS1を活用している。

今後の展望

紛失・盗難対策としてリモートロック/ワイプを検討

端末の持ち出しが増えるなかで、紛失時のリスク低減は避けて通れない課題だ。現在ノートPCはデータレスで運用しているが、ブラウザのログイン情報など「端末に残りうる情報」の漏洩に対する懸念があり、リモートロック・ワイプ機能の必要性を感じている。いざという時に即応できる体制を整えられるよう、新たなオプション機能の追加を検討したい。

契約/資産情報の整備やインシデント予防など、活用範囲を拡張

機器に関する契約の一部はすでにSS1上に移行しているものの、いまでも大部分の契約管理はExcelでおこなっている。今後はSS1の「契約管理」機能を実運用に合わせて整備し、ルールも含めて見直していきたい。ただし独自の決算ルールがあるため、運用の妥協点を探りながら進めるつもりだ。
加えて、大容量ファイルを取り扱った利用者に対するアラート通知など「インシデントを予防する運用」の構想もある。まだ活用しきれていない機能もあるため、今後もSS1を活用してどのような運用ができるのか、前向きに考えていきたい。

ダイドー株式会社 ご担当者様

情報システム部水野様(右)、松﨑様(左)

名称 ダイドー株式会社
https://www.daido-net.co.jp/
本社 愛知県名古屋市中村区名駅南4-12-19
資本金 7億7,764万円
管理台数 1,270台
事業内容 産業用ロボット、制御機器、FA機器、自動化設備
購入オプション 未登録PC管理
デバイス制限管理
PC操作ログ
Web閲覧ログ・閲覧禁止設定
サーバーログ
ログレポート
Active Directory連携、
リモートコントロール
インターネットリモコン(SS1 iRemote)
ソフトウェア資産管理(SAM)
Microsoft 365管理
ワークフロー
インシデント管理
インターネットエージェント
インターネットFU配信
ダイドー株式会社は、全国40拠点を構えるFA機器&ロボットの専門商社です。
創業以来、機械要素部品から産業用ロボットや自動化機器に至るまで多岐にわたる製品を国内外へ提供し、モノづくり産業の発展を支えています。
同社の大きな特徴は、単なる製品供給にとどまらない「ソリューションSIer」としての総合提案力にあります。
社内にロボットシステムや生産ラインをとりまとめる「エンジニアリング本部」や「システム事業部」を擁し、産業用ロボットのシステムインテグレーション、工場のラインといった大規模な設備案件のプロジェクトマネジメントまでを一貫して手掛けています。