【日本エコシステム株式会社様】IT資産管理ソフト「SS1」導入事例インタビュー
「セキュリティ対策」や「働き方改革」にも役立つとして注目されている、IT資産管理ソフト「SS1」。
2005年のパッケージ販売開始以降、多くの企業様にご愛用いただいております。
今回は、2019年7月よりSS1をご利用いただいている、日本エコシステム株式会社様の導入事例をご紹介します。
管理本部 総務部システム課
村田様(左)岩出様(中)池田様(右)
IT資産管理ソフトを検討したきっかけ
IT資産管理ソフト導入をご検討されるまでの経緯をお聞かせください。
日本エコシステム 村田様
2019年当時、当社は上場を目指してさまざまな準備をしている最中でした。その一環として自社のIT統制強化を考えていた過程で、IT資産管理ソフト導入の議論が浮上したんです。
当時はExcel台帳でIT資産管理をおこなっていたので、「現状の管理のままでは上場企業として十分な体制を整えるのが難しいんじゃないか」という話になったんですよね。これからますます正確なIT資産管理やセキュリティ強化が求められるなかで、手作業管理のままじゃ追いつかなくなるのは分かり切っていました。
そうなるとやっぱり専用ツールは必要だよね、という結論が出たのがIT資産管理ソフト導入を検討し始めた大きなきっかけの一つです。
また、ISMS監査対応の効率化を考えるうえでもIT資産管理ソフトの重要性を感じていました。
当社はISMS認証を取得していて、定期的におこなわれる監査では設備管理状況やネットワーク構成、利用しているソフトウェアのバージョン情報などさまざまな内容をチェックされます。その対応も私たちの仕事の一つなのですが、これがものすごく大きな負担になっていたんです。
先ほどもお話した通り、当時はExcelで手作業管理をおこなっていたものですから、監査項目を確認するために都度棚卸作業をおこなっているような状態でした。これが管理するPCが100台を超えたあたりからどんどんきつくなっていって...。
そのときの情報システム担当者は4人体制だったのですが、インフラ周りの管理だけでなく広報や自社ホームページのメンテナンス業務なども4人で分担して担っていたので、どうしても見える部分だけの管理にならざるを得ませんでした。PCの正確な状況把握もできておらず、訳がわからなくなってましたね(笑)
おひとりでやられていたならまだしも、複数人で管理されるとなるとExcel台帳での正確な状況把握はより難しいですよね...。
そうですね。私としてもあまりの負担に「もう自動で情報収集してくれー」という状態でした。業務を効率化するという意味でも、手作業の管理から専用ツールでの管理に切り替えようという動きが加速した感じですね。
うわべだけでない、「現場をわかってる」と感じられる対応力
選定の際はさまざまな製品をご覧になられたとのことですが、SS1に決めた一番のポイントは何だったのでしょうか?
村田様
SS1の担当者から、これまでずっと積み上げてきた部分といいますか、「これは(開発者として)現場を知っていないと、考えられないな」という、いい意味での"泥くささ"が感じ取れたことですかね。
なるほど。具体的にどういったところでそう思われたんですか?
具体的にと言われると難しいですけどね(笑)ただ、私自身以前システム開発をしていた経験があったというのもあって、話していればそういうのは分かるものなんですよ。
もちろん担当者だけでなく、SS1という製品自体からも「開発者目線でつくられているな」というのは伝わってきました。
SS1の無駄をそぎ落としたシンプルな画面構成がいい例なんですが、「見た目だけでなく現場目線での使いやすさを意識している」ということが感じられる管理画面になっています。
最近ではビジュアルにこだわった「スタイリッシュな画面が魅力」と謳う製品もあるなかで、それらと比べたときに「うわべだけの製品ではないんだな」と思ったことは選定ポイントの一つになりましたね。
日本エコシステム 吉田様
また、当社としては「管理するうえで使いやすいか」のほかに「必要な機能が過不足なく備わっているか」ということも重要視していたので、SS1のオプション機能を選んで導入できるという点もマッチしていたなと思いますね。
自社の求める要件と照らし合わせながら、必要な機能だけを自由に組み合わせて選べたので、無駄な機能は省いた状態で導入することができました。
村田様
あとは、当初別のツールで運用していたサーバーログ取得についてもSS1で統合できるというのがわかって、ツールを統合することでコスト削減にもなるのではないかと考えました。そういった製品としての柔軟性や価格面での優位性もあって、SS1の導入を決めたんです。
製品そのものの良さはもちろん、そこに込められた開発者の"想い"やそれを伝える担当者の"熱意"も感じ取っていただけたんですね!
村田様
そうですね、結構熱かったですよ(笑)
ISMS監査の対応業務や棚卸作業の効率化に大活躍!
SS1の導入効果として実感いただいているポイントはありますか?
村田様
やはりISMS監査対応は非常に楽になって助かってます。たとえば、「業務用ソフトウェアのバージョンは最新になっているか」などといった監査項目にも、SS1の機器管理画面からすぐにパッと確認できるようになりました。
特にSS1の「機器設置図」は結構重宝してますよ。
当社には印刷物で設備管理台帳、配置図がありますが、実際にSS1の機能管理画面より事務所のレイアウトを背景にした「機器設置図」から選択した「機器情報画面」へ遷移して、システム情報・ソフトウェア情報を監査員の方にお見せすることで「分かりやすくシステムで管理できている」と評価いただいています。
そのほか、ユーザー情報の変更ですとかIT機器の在庫状況の更新といった日々の棚卸作業をおこなう際にも活用しています。
SS1の基本機能はほぼ網羅して活用いただけているようで、嬉しい限りです。
もう1つ、ヘルプデスク業務をおこなうときに活用しているのがSS1の「リモートコントロール機能」です。
この機能によって、業務用ソフトのパッチ適用やPCトラブルの対処など日々寄せられる問い合わせに対して、スムーズに対応できています。
たとえば、トラブル・障害発生時にはリモート接続し、直接原因調査や再現性確認などをおこなっています。また、各端末には管理者権限を付与していないためワークフローで決裁された「ソフトウェアの追加インストール」なども遠隔操作でその場に行かなくても対応できるようになったので助かっています。
課題であった「業務負担の軽減」について、きちんとSS1がお役に立てているようでよかったです!
ログ収集によって深夜帯作業の"見える化"
そのほかSS1を導入した現在、よく使っている機能はなんですか?
村田様
いままで挙げた以外だと、PC操作ログ取得機能もよく利用していますね。
IT統制のチェック項目である不正アクセスを調査する際、深夜時間・祝祭日の稼働状況についても、SS1のログ取得機能を活用して報告書作成や指導にSS1を役立てています。
SS1の管理画面上では、Excelライクな検索機能やフィルタリング機能を使って直感的にデータ加工をおこなえるので、必要な項目の抽出などが簡単にできるようになっています。
さらに加工したデータをそのままExcel出力することもできるので、報告書作成がとても楽になりました。
あと余談ですが、SS1のPC操作ログ機能ってクライアント端末内のログだけではなくてサーバーに対する操作ログも取得できるんですよね。サーバー操作ログについてはもともと別の専用ツールで運用していたので、これをSS1に統合できるようになったのも大きなメリットです。
当初ツールの統合を予定していなかった部分でもSS1をご活用いただけているようで、なによりです。
持ち出し端末や関連子会社の機器など、管理対象の範囲拡大を検討中
これからの展望をお聞かせください。
村田様
現在、社外に持ち出している端末に関してはVPN接続している時しか機器情報を収集できないのですが、SS1の新しいオプションサービスである「インターネットエージェント」機能の利用することで、この課題を解消していけたらと思っています。
このサービスによって、VPNに接続されていない端末に対してもインターネット経由で情報を収集できるようになるので、社外の持ち出された端末に対する管理強化につながれば良いなと考えています。
吉田様
それ以外としては、いくつかある関連子会社やグループ企業などに対しても、SS1を導入することを検討しており、現在もう具体的に導入を進めている会社もあります。これによってさらなる端末管理の範囲拡大も実現していきたいと思っています。
村田様
あとは、抑止効果の部分ですかね。IT資産管理ツールを導入したことは社内にアナウンスしているのですが、今後SS1のアンケート機能を使用して、禁止行為があった場合に注意喚起などをおこない、ユーザー側のセキュリティ意識向上を図りたいと考えています。
吉田様、村田様、貴重なお話をありがとうございました。ぜひ今後もSS1をご活用いただければと思います。
(インタビュー:ディー・オー・エス 岡本) ※インタビュー内容は取材当時のものです
日本エコシステム株式会社様
日本エコシステム株式会社は、社会インフラサービス企業として、環境事業・公共サービス事業・交通インフラ事業を柱に、排水浄化効率を促進させる製剤の研究・製造・販売、太陽光発電設備の設計・施工・保守、公共競技場におけるトータリゼータシステムの設計・製造・販売・機器設置、高速道路を中心とした構造物点検・電気通信設備・ETC保守・道路照明灯・維持補修工事・雪氷対策作業、AI技術を活用したICTソリューションの提供、不動産の仲介・販売・賃貸などを中心に事業展開しています。
【業種】サービス業
【管理台数】220台
【URL】https://www.jp-eco.co.jp/
SS1をご活用いただいている日本エコシステム株式会社の導入事例をご紹介させていただきました。
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SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!