【IMV株式会社様】IT資産管理ソフト「SS1」導入事例インタビュー

「セキュリティ対策」や「働き方改革」にも役立つとして注目されている、IT資産管理ソフト「SS1」。 2005年のパッケージ販売開始以降、多くの企業様にご愛用いただいております。
今回は、2021年1月よりSS1をご利用いただいている、IMV株式会社様の導入事例をご紹介します。

IMV様 担当者写真IT統括部 部長 宮西様(左)
情報システム課 藤原様(右)

IT資産管理ソフトを検討したきっかけ

IT資産管理ソフト導入をご検討されるまでの経緯をお聞かせください。

IMV 宮西様 
実は、SS1を導入する前は他社のIT資産管理ツールを利用していたんです。しかし、当時は専任の情報システム担当者もおらず、きちんとインフラまわりの管理ができているとは言い難い状況でした。そこで、4年前に情報システム部門を発足させ、同時に運用担当者をつけることになったんです。
ただ、任命された担当者のなかにはIT資産管理の経験自体がない人もいたので、導入済みのツールについてもなかなか使いこなせていませんでした。

なるほど、既存のツールに使いづらさを感じられていたんですね。具体的にどのような課題がありましたか?

IMV 藤原様 
例えば、実際は使われていない端末の情報などの不要なデータがそのまま台帳に残り続けていたことや、アラート通知が多すぎて本当に知りたい情報が埋もれてしまっている、といったことがありましたね。
あと、ツールの使い方に関する質問を当時のサポートデスクに問い合わせても「こうしてください」という手順が回答として返ってくるのみで、初心者にはなかなか分かりにくくて...。結局、知識がないなか画面を見て何となく使い続けるしかなかったのも不満な点の一つでした。
そのほかにも、多機能すぎてどこにどの機能があるのか迷子になったりもしていましたね。

宮西様 
本来おこないたかった資産管理すらできておらず、使わない機能にもコストがかかっている状況だったので、「このままこのツールを使い続けるよりも、もっとよい運用方法があるのではないか」という話がでたんですよ。

IMV様事例インタビュー

また、当該ツールの稼働するサーバーの保守切れが迫っており、いずれかのタイミングでオンプレミスからAWSに移行することは決めていたので、どちらにせよ環境を再構築しなければならなかったんですよね。そこで、これを機に別のIT資産管理ツールにリプレースし、資産管理の運用を根本的に立て直すことを検討し始めました。製品選定を進める中で、お世話になっている販売店の方に相談してSS1を紹介いただきました。

ひと目で「これならわかる」と感じたシンプルな画面と機能を絞れる柔軟性

別製品へのリプレースを検討されるなかで、SS1に決めた一番のポイントは何だったのでしょうか?

藤原様 
やはり、SS1の「画面のシンプルさ」が目を引きましたね。

初めて製品ご担当者からSS1のデモンストレーションを受けたとき、管理画面をみた瞬間にまず"あ、これならわかる"と直感的に感じられたんです。Excel調の操作感でわかりやすく、取得できる情報もシンプルな構成だったので「今後管理台数が増えても使いやすそうだな」というのが第一印象でした。

宮西様 
あとは、IT資産管理ツールを用いた業務を初めておこなう担当者もいたので、運用を軌道に乗せるためにもサポートが手厚くないと不安だなという思いがあったのですが、担当の方からの丁寧で的確なご説明などもあり、安心して導入できると感じたことも選定のポイントでした。

SS1の特長でもある初めての方でもわかりやすい操作感とサポート面に魅力を感じていただけて嬉しい限りです。その他にSS1の良かったポイントはありますか?

宮西様 
SS1の「オプション機能を選んで導入できる」というところもよかったです。
操作が難しく、多機能であるゆえに既存ツールを使いこなせていないという課題があったので、ツール選定の際は「シンプルでわかりやすい操作感であること」と「機能を絞って導入できること」を重要視していました。
その点、SS1は自社で必要な機能を絞った上で使わない機能にコストをかけることなく運用することができたので、当社にマッチしていたなと思っています。

不要な機能を導入しないぶん、現状よりも価格も抑えることができたということですね!

そうなんです。実は当時利用していたIT資産管理ツールと比較して、年間保守費が約4分の1になるということがわかりまして、それも選定理由のすごく大きな部分も占めているかもしれないです(笑)

既存ツールからの入替も簡単!手厚いサポート体制で、日々の業務負担も軽減

SS1導入の際は既存ツールからの切り替えでしたが、実際どのように入替作業等をおこないましたか?

藤原様 
SS1導入時は、「SS1リモートインストールツール」を使って入替作業をおこないました。対象範囲を指定するだけでPCへ効率的にエージェントを配布できるのでとても簡単でしたね。

宮西様 
既存ツールからのリプレースだったので、やはり入替工数に対して心配があったのですが、当初半年ほどかかると想定していたところ、約3週間弱で7~8割のエージェント配布は終えられました。先にActive Directoryの構築ができていたことも入替工数の削減につながりましたね。
残りの2~3割もSS1の「未登録PC機能」で該当端末を抽出して、未登録PCの一覧画面からエージェントをインストールできました。担当者が苦労して情報を集めてくるという手間も省けて、作業負担もかなり少なく済んだので非常に嬉しく思っています。

IMV様事例インタビュー

また、SS1は利用者に通知なくサイレントでエージェント展開をおこなうことができたので、「ユーザー側の作業なくエージェントを配布したい」という当初の希望も実現できました。

懸念されていた「入替工数」について、SS1でスムーズにおこなえたようでよかったです!実際にSS1を導入した現在、導入効果として実感いただいているポイントはありますか?

SS1導入前ももちろんなのですが、導入後の手厚いサポートが大変有難かったです。「このような運用をしたい」といった相談ベースの質問に対しても具体的な対応方法を提案してもらえるので、レベルの高いサポート力に毎回感動していました。現在も問い合わせをした際、すぐにリモート接続をして原因究明から対処まですべて支援してもらえるので、業務負担の軽減につながっています。
また、SS1のメジャーバージョンアップも保守費の範囲内で、しかもリモート作業で実施してくれるのでとても助かっています。

あとは、SS1ユーザー専用サイト内の「操作説明動画」で、実際の画面操作感を見ながら各機能の使い方を確認できるので、IT資産管理をはじめておこなう立場でもとてもわかりやすく非常に便利でしたね。

私も実はその動画を見てSS1を学んでいるので、そのお気持ちよくわかります(笑)

そうだったんですね!(笑)

SS1独自のソフトウェア辞書の活用と台帳の適正化に貢献

そのほかSS1を導入した現在、よく使っている機能はなんですか?

宮西様 
以前からソフトウェア管理についてもおこないたいと思っていたのですが、こちらもSS1で実現できるようになりました。

月に1回、社内のPCに新しくインストールされたソフトウェアをリストアップし、「承認する」「アンインストールを促す」のいずれかを判断するという運用をとっているんですが、その判断材料として、SS1の「ソフトウェア辞書」を活用しています。
20万以上のソフトウェア情報が登録されていて、有償・無償だけでなく当社にとって不正なソフトウェアかどうか判断できる情報も含まれるので、とても便利だなと思います。

SS1独自のソフトウェア辞書を、社内のポリシー作成にも活用いただけているようで有難いです。

その他にも、Ping応答日時の取得機能を使って台帳の適正化や棚卸に役立てています。

当社にはVPNを使用していないテレワーク端末も存在しているのですが、以前はそういった端末の情報を取得する術がなかったので、テレワーク端末なのか・未使用端末なのかの見極めが難しいという課題があったんです。
しかし、いまではSS1を活用することで対処できるようになりました。

具体的な運用としては、まず31日以内にPing応答があった端末が色付け表示されるように設定して、それ以外の色付けされなかったものを抽出しています。そこで作成された31日間以上使用されていないと思われる端末の利用者に対し、利用状況を確認することで、本当に使用されていない端末かどうかの判断をおこなえるようになりました。

SS1 Ping応答機能

(31日以内にPing応答のあった機器の背景色を変更して表示可能)

これまで"やりたかったけどできていなかったこと"が、SS1によってできるようになったようで、なによりです。

「何もしていません問題」を解決!強力な"武器"となる差異情報機能

藤原様 
あと、SS1で1番良いなと思ったのが「差異情報」機能ですね!これによって機器情報の更新履歴を確認できるので、ユーザーサポート対応の際に大活躍しています。

ユーザーからの問い合わせでよく「何もしていないのに壊れた」といった内容があるんですよ。その対応策として差異情報を確認すれば、例えば「〇日から〇日の間にネットワーク設定が変更され、あるソフトがインストールされた」といった内容が一目瞭然なので、原因の切り分けに大変役立っています。

SS1 差異情報

(差異を比較したい日時を選択し、ソフトウェアの追加/削除などの差異情報を表示)

宮西様 
また、「PC操作ログ機能」もトラブル発生時の原因究明や有事の際のセキュリティ対応に活用しています。ログは細かく取得されているにも関わらず、クライアント端末へのパフォーマンス影響が少なかったことは驚きでしたね。

インターネット経由での更新プログラム配信とWSUSからSS1への移行の実現

これからの展望をお聞かせください。

宮西様 
現在当社では、テレワーク端末に対するWindowsアップデート管理に関して課題を抱えています。この対応策として、SS1で新しく対応できるようになったインターネット経由での更新プログラム配信を利用することで解消したいと考えています。
また、今はパッチ適用をおこなう際にActive DirectoryとWSUSを利用しているんですが、今後は配信計画作成から適用進捗確認までをすべてSS1で完結させることで、更新管理業務の効率化を実現していきたいと思っており、SS1への運用移行を進めているところです。

それ以外にも、「ISO27001」が2022年に改定されたことに伴って、現在社内でIT運用方針の見直しをおこなっているんですよ。その一環としてSS1の「デバイス制限管理」と新機能の「Windows Defender検疫」を活用できないかなと検討しています。これらの機能によって、会社貸与以外のデバイスの接続制限やマルウェアが検出されたPCをネットワークから強制的に遮断することもできるので、セキュリティ強化に役立てられれば考えています。

宮西様、藤原様、貴重なお話をありがとうございました。ぜひ今後もSS1をご活用いただければと思います。

(インタビュー:ディー・オー・エス 岡本) ※インタビュー内容は取材当時のものです

IMV株式会社様

IMV株式会社は振動を中心とした環境試験・計測・解析装置の製造・販売を行っています。 メーカーの枠を超え、受託試験サービスやソリューション業務などを国内外で展開しております。 振動を起こす・測る技術で製品の信頼性を担保し、未来の安全・安心に寄与し、持続可能な社会の実現に貢献しております。

【業種】製造・販売
【管理台数】500台
【URL】https://we-are-imv.com/

SS1をご活用いただいているIMV株式会社の導入事例をご紹介させていただきました。
IT資産管理ソフトの導入、入れ替えをご検討されている方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

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著者プロフィール
SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!