SIEMとは?導入の目的・機能・メリットなどをわかりやすく解説

SIEMは、組織のセキュリティを強化するための重要なソリューションです。
エンドポイントやネットワーク機器、サーバーなど、IT環境に散在するさまざまなログを一元的に収集・分析し、サイバー攻撃や内部不正の兆候を早期に検知します。近年ではAIを活用した次世代の機能も登場しており、その導入メリットは多岐にわたります。
この記事では、SIEMの基本的な仕組みから具体的な機能、導入のメリット・デメリット、他のセキュリティ製品との違いまでを網羅的に解説します。
・SIEMが持つ4つの主要な機能
・SIEMを導入することで得られる4つのメリット
・SIEM導入前に知っておきたいデメリットや課題
・【比較】SIEMと他のセキュリティソリューションとの違い
・SIEM製品を選ぶ際に比較すべき3つのポイント
・SIEMに関するよくある質問
・まとめ
・ログ収集・SIEMとの連携ならログ管理ツールSS1/SS1クラウド
SIEM(Security Information and Event Management)とは?意味と定義を解説

SIEMとは「Security Information and Event Management」の略で、一般的に「シーム」と呼ばれています。
日本語では「セキュリティ情報イベント管理」と訳され、その意味の通り組織内のIT機器やツールが出力するログ情報(Information)と、そこで発生する出来事(Event)を一元的に管理・分析するものです。
このソリューションの基本的な役割は、さまざまなログを横断的に分析し、単体の機器では見つけにくいサイバー攻撃の兆候や内部不正を早期に発見することにあります。
SIEMの目的
SIEMを導入する主な目的は、組織全体のセキュリティ状況を可視化し、インシデントへの対応能力を向上させることです。
具体的には、ファイアウォール、サーバー、アプリケーションなど、異なるソースから膨大なログを収集・分析することで、これまで見過ごされていたかもしれない脅威の兆候を早期に検知します。
さらにインシデントが発生した際には、一元管理されたログを活用して迅速に原因を調査し、影響範囲を特定することが可能です。
また、PCI DSSやGDPRといったコンプライアンス要件で求められるログの保管とレポート作成を効率化する目的でも利用されます。
SIEMの必要性
近年のサイバー攻撃は高度化・巧妙化しており、従来型のセキュリティ対策だけでは防御が困難になっています。
攻撃者は複数の手法を組みあわせ、時間をかけて潜伏活動をおこなうため、単一の機器のログだけをみていては攻撃の全体像を把握しにくいのです。SIEMの必要性は、このような状況で高まっています。
さまざまなログを横断的に分析するSIEMは、個々の事象の背後にある関連性をみつけだし、攻撃の予兆を捉える役割を担っています。
内部不正対策や、クラウド利用の拡大にともなう複雑なIT環境の監視という目的においても、SIEMは非常に重要です。
SIEMの仕組み
SIEMの仕組みは、大きく分けて「ログ収集」「正規化」「分析」「可視化・通知」の4つのステップで構成されます。
まず、組織内のサーバー、ネットワーク機器、セキュリティ製品など、多種多様なソースからログを収集します。次に、収集した異なる形式のログを、SIEMが分析できる統一されたフォーマットに変換(正規化)します。
そして、正規化された膨大なログデータを横断的に分析(相関分析)し、あらかじめ設定されたルールやAIによる機械学習、脅威インテリジェンスにもとづいて脅威の兆候を検知します。
最終的に、分析結果や検知した脅威をダッシュボードで可視化し、管理者にアラートとして通知する仕組みです。これらについての詳細は、次項で解説します。
SIEMが持つ4つの主要な機能

SIEMは、複雑化するセキュリティ環境において脅威を効果的に検知・分析するための多彩な機能をもつソリューションです。
そのなかでも特に重要とされるのが、「ログ管理機能」「相関分析機能」「リアルタイム監視・アラート通知機能」「レポート機能」の4つです。
これらの機能が連携して動作することにより、組織は膨大なセキュリティイベントのなかから、真に注意すべきインシデントを迅速に特定できます。
複数機器からログを収集・一元管理する「ログ管理」機能
SIEMの最も基本的な機能は、組織内に散在する多種多様な機器やシステムからログを収集し、一元的に管理することです。
対象となるのは、ファイアウォールやIDS/IPSといったセキュリティ製品、サーバー、ネットワーク機器、エンドポイント、業務アプリケーション、クラウドサービスなど、IT環境を構成するあらゆる要素です。
これらの機器はそれぞれ異なる形式でログを出力しますが、SIEMはそれらを自動的に収集し、集約します。
このログ管理機能により、従来はサイロ化していた情報を一箇所にまとめることが可能になり、組織全体のセキュリティ状況を俯瞰的に把握するための土台が築かれます。
収集したログを横断的に分析し脅威を検知する「相関分析」機能
相関分析は、SIEMの核となる機能です。
単体でみれば異常とはいえないログイベントでも、異なる機器からの複数のログを時系列で突きあわせることで、高度な攻撃の兆候を検知します。
例えば、「深夜のサーバーへのログイン失敗」というログと、「その直後の別サーバーへの管理者権限でのアクセス成功」というログを関連づけることで、不正アクセスの可能性を割り出します。
このような分析をリアルタイムでおこなうことで、潜伏期間の長い標的型攻撃や内部不正など、検知が難しい脅威を早期に発見することが可能になるのです。
「リアルタイム監視」とインシデント発生時の「アラート通知」機能
SIEMは収集・分析したログを常時リアルタイムで監視しており、あらかじめ定義されたしきい値を超えるといった脅威の兆候を検知した場合、即座に管理者に警告を発します。
このアラート通知機能によって、セキュリティ担当者はインシデントの発生を迅速に認知し、初動対応に素早く移ることが可能です。
アラートは、脅威の深刻度や緊急性に応じて優先順位が付けられ、メールやチャットツールなど、あらかじめ設定された方法で通知されます。
これにより、膨大な量のログのなかから重要な警告だけを選別し、対応の遅れを防ぐことが可能になります。
ダッシュボードによる「レポート」機能
SIEMは、収集・分析した膨大なログデータを、直感的に理解しやすい形で可視化するダッシュボードを提供します。
セキュリティインシデントの発生状況・検知された脅威の傾向・各システムのログの統計情報などを、グラフや表を用いてリアルタイムに表示可能です。
ダッシュボード画面を閲覧することで、セキュリティ担当者は組織全体のセキュリティ状況を一目で把握できます。また、これらのデータをまとめたレポートを定期的に自動生成する機能も備わっている製品も存在します。
こうした機能は、経営層への報告やPCI DSSなどのコンプライアンス監査で求められる証跡提出の際に大きな助けとなります。
SIEMを導入することで得られる4つのメリット

SIEMの導入は、組織のセキュリティ監視体制を大幅に強化し、多くのメリットをもたらします。
多様なログを一元管理することによる状況の可視化、高度な分析機能による脅威の早期発見、インシデント発生時の迅速な調査、そしてコンプライアンス要件への対応という、主に4つの利点が挙げられます。
これらのメリットは、巧妙化するサイバー攻撃から組織を守るうえで、非常に重要な役割を果たします。
散在するログの一元管理でセキュリティ状況を可視化できる
組織のIT環境にはPCやサーバー、ネットワーク機器、アプリケーションなどが無数に存在し、それぞれが個別にログを生成しています。
SIEMを導入する大きなメリットの一つは、これらの散在するログを一元的に集約し、管理できる点です。ログ管理が一元化されることで、組織全体のセキュリティ状況を俯瞰的に可視化できるようになります。
よって、従来は見えにくかったシステム間の関連性や、環境全体にわたる脅威の動きを把握しやすくなり、より包括的な監視が実現します。
サイバー攻撃や内部不正の兆候を早期に発見できる
SIEMによって複数のログを相関的に分析することで、単体のセキュリティ製品では検知しにくい巧妙なサイバー攻撃や内部不正の兆候を早期に発見できるというメリットがあります。
下記は、SIEMによって検知できる可能性のある脅威の例です。
| 想定される脅威 | アカウント乗っ取り、内部不正 |
|---|---|
| 組み合わせたログ | 時間帯、アカウント権限、操作内容 |
| 想定される脅威 | 情報漏洩、マルウェア感染 |
|---|---|
| 組み合わせたログ | 通信先、通信量、ファイル操作 |
SIEMはこのような一連のイベントを関連付けて脅威として検知します。
インシデント発生時の迅速な原因調査に貢献する
セキュリティインシデントが発生した場合は、その原因や影響範囲を迅速に特定することが肝要です。
SIEMを導入していれば、関連するすべてのログが一元管理されているため、調査が大幅に効率化されます。
セキュリティ担当者は、強力な検索機能を用いて攻撃に関連するログを横断的に素早く抽出・分析できます。
これによって、攻撃者がどのような経路で侵入し、どのような活動をおこなったかを特定するまでの時間を短縮し、迅速な封じ込めや復旧対応につなげられます。
コンプライアンス要件で求められるログの保管に対応できる
多くの組織は、PCI DSSや個人情報保護法、各種業界ガイドラインなど、さまざまな法規制や基準を遵守する義務を負っています。
これらの要件では、大抵のケースで監査証跡として特定のログを一定期間安全に保管することが求められます。
SIEMには膨大なログを効率的に収集し長期にわたって保管する機能が搭載されているため、コンプライアンス要件を満たすとともに、監査の際に求められるレポートの作成や証跡の提出をスムーズにおこなえるようになります。
SIEM導入前に知っておきたいデメリットや課題

SIEMの導入は多くのメリットをもたらす一方で、いくつかのデメリットや課題も存在します。
これらの点を事前に理解し、対策を検討しておくことが、導入を成功させるための鍵となります。
導入や運用にかかるコストが高額になる可能性がある
SIEM導入における大きな課題の一つは、コストが高額になる可能性がある点です。
ソフトウェアのライセンス費用や、ログを収集・保管するためのサーバーやストレージといったハードウェアの構築費用がまず発生します。
特に、収集するログの量やイベントの処理数に応じて課金されるライセンス体系の場合、想定以上にコストが膨らむケースも少なくありません。
また、導入後もシステムの維持管理や、検知ルールを最新の状態に保つためのチューニングなど、継続的な運用コストがかかります。
これらの費用対効果を慎重に見極めることが高い障壁をこえるうえで大切です。
専門的な知識をもつ人材や運用体制(SOC)の構築が必要になる
SIEMを効果的に運用するためには、セキュリティ全般に関する深い知識と、製品を使いこなすための専門スキルをもつ人材が不可欠です。
SIEMから発せられるアラートが真の脅威なのか、あるいは誤検知なのかを正確に判断し、適切に対応するには高度な分析能力が求められます。
そのため、多くの組織では24時間365日体制で監視をおこなう専門チーム「SOC(Security Operation Center)」の構築や、外部のSOCサービスへの委託が必要になります。
このような人材の確保や体制の構築は、SIEM運用におけるよくある課題の一つです。
SIEMにおけるSOCの役割・関係性
SOC(Security Operation Center)は、組織のセキュリティを専門に監視・分析するチームであり、SIEMとは密接な関係にあります。
SIEMを「高性能な監視カメラシステム」に例えるなら、SOCは「その映像を24時間体制で監視し、異常があれば駆けつける警備員」のような役割を担います。
具体的には、SOCのアナリストがSIEMのアラートを分析し、それが本当に対処すべきインシデントであるかを判断します。そしてインシデントと判断した場合には、影響範囲の調査や封じ込め、復旧といった対応をおこないます。
つまり、SIEMはツールであり、その効果を最大限に引き出すのがSOCなのです。
検知ルールの継続的なチューニングが求められる
SIEMは、導入すれば自動的にすべての脅威を検知してくれるわけではありません。その効果を維持・向上させるためには、検知ルールの継続的なチューニングが不可欠です。
チューニングとは、組織のIT環境の変化や次々と登場する新たな攻撃手法にあわせて、検知ルールを最適化していく作業を指します。
この作業を怠ると、実際には問題ない通信を脅威として検知する「過検知(フォールスポジティブ)」や、本来検知すべき脅威を見逃す「検知漏れ(フォールスネガティブ)」が多発する原因となってしまいます。
【比較】SIEMと他のセキュリティソリューションとの違い

セキュリティ分野には、SIEMのほかにもXDR、EDR、SOAR、UEBAなど、類似した目的をもつさまざまなソリューションが存在します。
これらのツールはそれぞれ得意とする領域や役割が異なり、その違いを理解することは、自社の環境に最適な対策を選択するうえで非常に重要です。
ここでは、SIEMとこれらの主要なセキュリティソリューションとの比較をおこない、それぞれの特徴と関係性を明確にします。
| 目的と役割 | 対象 | |
|---|---|---|
| SIEM | ログから脅威を可視化・検知 | 全ログ |
| XDR | 統合的な検知・分析・対応 | 複数レイヤー(エンドポイント、ネットワーク、クラウド、メール、アプリケーションなど) |
| EDR | エンドポイントの脅威検知・対応 | エンドポイント |
| SOAR | インシデント対応自動化 | 運用プロセス |
| UEBA | 行動分析と異常検知 | ユーザー行動 |
SIEMとXDRの違い
SIEMとXDR(Extended Detection and Response)の最も大きな違いは、その主目的と対応範囲にあります。
SIEMは、広範なログソースから情報を収集・分析し、脅威を「可視化・検知」することに主眼を置いています。
一方、XDRはエンドポイント、ネットワーク、クラウドなど複数の領域から質の高いデータを収集し、脅威の検知だけでなく調査、封じ込め、復旧といった「インシデント対応」までを単一のプラットフォームで完結させることを目指します。
SIEMがログベースの広範な分析を得意とするのに対し、XDRはより深く、迅速な対応力に強みをもつソリューションといえます。
SIEMとEDRの違い
SIEMとEDR(Endpoint Detection and Response)の違いは、その監視対象の範囲にあります。
EDRは、その名の通りPCやサーバーといった「エンドポイント」の動作に特化して監視をおこないます。マルウェアの感染や不正なプロセスの実行など、エンドポイント内部での不審な振る舞いを検知し、端末の隔離といった対応をおこなうのが主な役割です。
対してSIEMは、エンドポイントだけでなく組織全体のさまざまなログを収集・分析するものであり、収集する情報のなかにはEDRさえも含まれています。EDRは「点」の防御、SIEMは「面」の監視と捉えると、その違いが分かりやすいでしょう。
両者は補完関係にあり、連携させることでさらに強固なセキュリティを実現します。
SIEMとSOARの違い
SIEMとSOAR(Security Orchestration, Automation and Response)は、インシデント対応のプロセスにおいて異なる役割を担います。
SIEMの役割が脅威を「検知」し、セキュリティ担当者にアラートを通知するところまでであるのに対し、SOARはそのアラートを受けてからの対応を「自動化・効率化」することに特化したソリューションです。
例えば、SIEMが不審なIPアドレスからのアクセスを検知すると、SOARが自動でそのIPアドレスの脅威情報を検索し、問題があればファイアウォールでブロックするといった一連の作業を自動実行します。
両者は連携して利用されることが多く、セキュリティ運用の負荷を大幅に軽減します。
SIEMとUEBAの違い
UEBA(User and Entity Behavior Analytics)は、ユーザー(User)とエンティティ(Entity、サーバーや端末など)の行動をAIや機械学習を用いて分析し、「いつもと違う」異常な振る舞いを検知する技術です。
従来のSIEMが、既知の攻撃パターンにもとづく「ルールベース」での検知を主としていたのに対し、UEBAは未知の脅威や内部不正の兆候を発見することを得意とします。
近年では、多くのSIEM製品がこのUEBAの機能を取り込んでおり、「次世代SIEM」として進化しています。UEBAは、SIEMの検知能力を補完・強化するための重要な機能と位置づけられています。
SIEM製品を選ぶ際に比較すべき3つのポイント

SIEM製品の選定は、組織のセキュリティレベルを左右する重要な決定です。数多くの製品が存在するなかで、自社に最適なものを選ぶためには、いくつかの重要なポイントを比較検討する必要があります。
特に以下の3つの視点は、製品選定において欠かせない判断基準となります。
自社の監視対象に必要なログを収集できるか
SIEM製品を選定するうえで最も基本的なポイントは、自社の監視対象となるすべての機器やシステムから、必要なログを漏れなく収集できるかという点です。
オンプレミスのサーバーやネットワーク機器はもちろん、利用しているクラウドサービス、さらには工場などで稼働するOT環境など、組織のIT環境は多岐にわたります。導入を検討しているSIEMが、これらの多様なログソースに対応しているか、事前に確認することが不可欠です。
対応コネクタの有無や、カスタムログの取り込み可否などを製品仕様書やベンダーに問い合わせ、自社の環境を網羅できるか確かめましょう。
日本語に対応しておりサポート体制は十分か
SIEMの運用は専門性が高く、導入後にはさまざまな疑問や問題が発生する可能性があります。そのため、製品選定時にはサポート体制の充実度を必ず確認しましょう。
特に海外製品の場合、管理画面やマニュアルが日本語に対応しているか、国内にサポート拠点があり、日本語で迅速な問い合わせ対応が受けられるかは非常に気になるポイントです。
問題発生時にスムーズな支援が受けられないと、セキュリティリスクに直結しかねません。また、導入構築から運用までを支援してくれる国内のパートナー企業の存在も製品選定における安心材料の一つとなります。
将来的な拡張性や他のツールとの連携は可能か
組織のIT環境は、事業の成長や変化とともに常に進化し続けます。将来的にクラウドサービスの利用を拡大したり、新たなセキュリティツールを導入したりする可能性は十分に考えられます。
そのため、SIEM製品を選ぶ際には、将来的な監視対象の増加に対応できる拡張性があるか、また、他のツールとAPIなどを通じてスムーズに連携できるかを確認することが重要です。
特定のベンダー製品に縛られることなく、柔軟にシステムを拡張・連携できるオープンなアーキテクチャをもつ製品を選ぶことで、長期的な視点でのセキュリティ投資の価値を高められます。
SIEMに関するよくある質問

SIEMの導入を検討する際には、その機能や用途に関してさまざまな疑問が浮かびます。本項では、SIEM運用にあたってよく聞かれる3つの質問について解説します。
SIEMではどのようなログを分析できますか?
SIEMは非常に多様なログを分析できます。例えば、サーバー(Windows,Linux)、ファイアウォール(NGFirewallなど)やルーターといったネットワーク機器、ウイルス対策ソフト、EDRなどのセキュリティ製品のログが代表的です。
さらに、Microsoft 365のようなクラウドサービスや業務アプリケーション、メールサーバーのログも分析対象となります。
| エンドポイントログ | 認証ログ、 プロセスログ、 権限変更ログ、 ファイル操作ログ |
|---|---|
| 認証基盤ログ | ユーザーログオンログ、 グループ変更ログ、 GPO変更ログ |
| ネットワーク機器ログ | IDS/IPSログ、 VPNログ、 DNSログ |
| セキュリティ製品ログ | EDRログ、 ウイルス対策ソフトログ、 DLPログ、 MFAログ |
| アプリケーションログ | Webアクセスログ、 ソフトウェア操作ログ、 メールログ |
| SaaSクラウドログ | 操作ログ、 アクティビティログ、 監査ログ |
SIEMとXDRはどちらを優先して導入すべきですか?
どちらを優先すべきかは組織の目的によります。広範なログを収集・可視化し、ログの長期保管などでコンプライアンス要件への対応も重視するならSIEMが適しています。
一方、エンドポイントを含む複数領域の脅威を深く分析し、検知から対応までのプロセスを迅速化・自動化したい場合はXDRが向いています。
両者は監視領域や目的が異なるため、最終的には併用することも有効な選択肢です。
中小規模の組織でもSIEMは導入できますか?
はい、導入可能です。
従来SIEMは高コストなため大組織向けとされてきましたが、近年では比較的安価に利用できるクラウド(SaaS)型のサービスが増えています。これにより、初期投資をおさえてスモールスタートではじめることができます。
また専門人材がいない場合でも、SOCやSOARサービスとセットで提供されるマネージドサービスを利用すれば、運用負荷をかけずに高度なセキュリティ監視を実現できます。
まとめ

SIEMは、組織内の多様なIT機器からログを収集・分析し、サイバー攻撃や内部不正の兆候を早期に発見するためのセキュリティソリューションです。ログの一元管理による可視性の向上、インシデントへの迅速な対応、コンプライアンス遵守といった多くのメリットがあります。
一方で、導入・運用コストや専門人材の確保といった課題も存在します。Microsoft Sentinel(旧:Azure Sentinel)のようなクラウドネイティブSIEMの登場や、XDR、NDRなどの新しいソリューションとの連携も進んでおり、その重要性は増していくと考えられます。
自社の目的や環境にあわせて最適な製品・サービスを選定することが重要です。
ログ収集・SIEMとの連携ならログ管理ツールSS1/SS1クラウド

SIEMを効果的に運用するためには、前提として監視対象のログを網羅的かつ効率的に収集する必要があります。しかし、多様なシステムからログを収集・管理する作業は煩雑になりがちです。
SS1やSS1クラウドのような専用のログ管理ツールを活用することで、さまざまな形式のログ収集を自動化し、SIEMへのスムーズなデータ連携を実現できます。収集可能なログについては、下記をご参照ください。
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!

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