【アンファー株式会社様】IT資産管理ソフト「SS1」導入事例インタビュー
「セキュリティ対策」や「働き方改革」にも役立つとして注目されている、IT資産管理ソフト「SS1」。2005年のパッケージ販売開始以降、多くの企業様にご愛用いただいております。今回は、2015年11月よりSS1をご利用いただいている、アンファー株式会社様の導入事例をご紹介します。
管理本部 谷本様(左)村上様(中)麻生様(右)
SS1導入のきっかけ
IT資産管理ソフトSS1を導入されるまでのいきさつをお聞かせください。
アンファー 麻生様
実は過去に、他社製品の提案を受けたことがあったのですが、費用感が合わず検討に至りませんでした。しかしながら、IT資産管理ソフトの必要性は常々感じていたので、定期的に展示会へ足を運んで情報収集していました。そんな中で出会ったのがSS1でした。
その際のSS1は印象はいかがでしたか?
麻生様
使いやすそうな上にリーズナブルだな、というのが第一印象ですね。初見で、SS1なら導入できそうだと思ったのを覚えています。IT資産管理ソフトは似通ったものというイメージがありましたが、SS1はExcelチックな管理画面で一味違って感じましたね。
大規模な情報漏洩事件が後押し
アンファー 村上様
その時期、とある企業でスマートフォンの不正使用による大規模な情報漏洩事件が発生していました。当時当社では、私物のUSBデバイスなどを自由に使用できる状態でしたので、早急なセキュリティ強化が求められていたんです。
それまでは比較的、業務システムの充実など「攻めのIT」を中心に活動していましたが、この事件を機にこれからは「守りのIT」にも注力していかないと、という意識が社内で強まったこともあり、IT資産管理ソフト導入の検討が本格化しました。
2015年のあの事件は大きなインパクトがありましたよね。セキュリティ面以外にも課題をお持ちでしたか?
村上様
PCやソフトウェア、記録デバイス、ネットワーク機器などの管理は、Accessをベースにアナログでおこなっていたので大変でしたね。しかもその頃は管理担当者一人でしたので、作業が属人化しているというのも課題でした。ちょうど社員が増えている時期ということもあり、PC管理の負担も増加する中で、今後この体制では厳しいな、と考えていました。
それは大変でしたね。では、SS1に決められたポイントを教えていただけますか。
麻生様
やはり、第一印象で良いなと思った「使いやすさ」と「コストパフォーマンス」が大きかったです。今後のことを見据えて管理メンバーの増員も考えていたので、操作が簡単で、複数のメンバーで運用しやすい製品を選びたいという思いがありました。
さらにSS1は、オプション機能が選択式になっていて必要なものだけを選んで購入できます。当社の希望していたセキュリティ強化を図りつつも、無駄なコストがかからない価格体系に惹かれました。
私物デバイスや非公式SNSなどの使用を禁止
現在はSS1をどのように活用されていますか?
アンファー 谷本様
SS1で機器情報を自動収集することで、IT資産台帳の記入漏れ・ミスが無くなりました。これまでは、間違いや不明なものがあれば該当PCを追跡して調べていましたが、そのような手間がなくなったので助かっています。
当社では、PCを新規購入する際、それまで利用していたPCを別部門などで流用するようにしているのですが、この割当作業にもSS1を活用しています。遠方のクリニックを含め多拠点に散在するPCを管理しているので、SS1で機器情報を集中管理しリモート操作でメンテナンスできるのは、対応力の向上にとても役立っていますね。
ご活用いただきありがとうございます。セキュリティ面での効果はいかがですか。
麻生様
USBメモリは会社で認めたものしか使用できないように設定しています。社員にもルールが馴染んできていて、現在では私物USBメモリの使用はほぼ無くなりました。その他にも、スマートフォンの充電であったり、カメラのデータ移行のためのSDカードの差し込みなども制限していますよ。
村上様
ソフトウェアのインストール状況も把握できるようにしていて、どこからインストールしたのかわからない怪しいソフトや、正規ルートで購入していないデザイン系のソフトなどは使用できないように設定しています。最近では、海外出張の際に現地で必要になるソフトを、帰国してそのまま社内で使ってしまうケースなどもあるので、注意してチェックしていますね。
谷本様
同様に、当社公式以外のSNS、チャットツールも使用禁止にしています。もしそれらの使用があれば、担当者へアラート通知されるようにしているので、即座に使用者に状況を確認して是正を図る、という体制がとれています。
村上様
本人に悪気は無くても、情報漏洩やウイルス感染などのセキュリティリスクの発生は免れないので、こういった対策をSS1で手軽におこなえるのは有難いですね。社員のセキュリティ意識の向上も実感しています。
機械学習を用いたログ分析ソリューション「SS1 Risk Analyzer*」も活用
セキュリティ強化に幅広くご活用いただけて何よりです。各種ログ管理機能もご購入いただいていますが、活用いただけていますか?
谷本様
SS1で全送信メール、ファイルコピーなどのPC操作、Webサイト閲覧のログも取得して、万が一のトラブル発生に備えています。
麻生様
入社研修で予め、PCを利用するにあたっての禁止事項やログを取得していることを周知しているので、不正行為の抑止にもつながっていますよ。
ご利用いただいたログ分析ソリューション「SS1 Risk Analyzer」はいかがでしたでしょうか?
村上様
「SS1 Risk Analyzer」、あれは凄かったですね(笑)。SS1で取得したログをもとに、個人別の潜在リスクを細かくレポート化してくれて、正直驚きました。
麻生様
初めての利用だったこともあり想定していなかったリスクまで検知できました。既定のリスクに加えて、当社からリクエストした検知項目も含めてレポートにしてくれるので、当社としては特にファイルアップロードに関するリスクの洗い出しに役立ちましたね。
谷本様
IT資産管理やセキュリティ対策はSS1で効率化できたのですが、膨大な量のログを限られたメンバーでチェックして分析するのは至難の業です。当社メンバーに代わって機械学習システムや専門アナリストが分析してくれる「SS1 Risk Analyzer」は、大きな助けになりました。
麻生様
繰り返し分析することで、機械学習の精度が上がり、より質の高いレポートになりそうです。
村上様
こういった取り組みは継続することが重要なので、今後も活用したいと思います。
(SS1 Risk Analyzerで提供されるレポートのイメージ)
* エルテス社と共同で提供している、SS1で取得したログと機械学習システムなどを用いたリスク検知サービス
今後の展望は、Windows 10アップデートへの対応
ありがとうございます。では最後に、今後の展望をお聞かせいただけますか。
谷本様
現在はグループポリシーのドメインコントローラーを利用して制御しているWindows 10のアップデートを、SS1で計画的におこなっていきたいですね。 ネットワークに負荷をかけずに運用するのが理想です。
あと展望とは少し違うのですが...、SS1はリモートでバージョンアップ作業をしてもらえるので大変助かっています。今後のバージョンアップで追加される新機能にも期待しています!
SS1の新バージョンにも、ぜひご期待ください。村上様、麻生様、谷本様、貴重なお話をありがとうございました。
(インタビュー:ディー・オー・エス 山本) ※インタビュー内容は取材当時のものです
アンファー株式会社様
アンファー株式会社は、1987年に会社設立。「予防医学」をタグラインに掲げ、"「いつまでも美しく、健やかに生きる」というエイジングケア・ライフスタイルの実現を支援すること。"という企業理念のもと、すべての人々に「美」と「健康」の提供を目指すトータルエイジングケア・カンパニーです。多くの医師や臨床機関・研究機関との密接なリレーションを構築しながら、「スカルプD」シリーズをはじめ、化粧品、食品等、様々なエイジングケア商品・サービスの企画・研究開発および販売を行っております。
【業種】医薬品業
【管理台数】250台
【URL】https://www.angfa.jp/
SS1をご活用いただいているアンファー株式会社様の導入事例をご紹介させていただきました。
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SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!