IT資産管理ツール選定のきっかけ
柔軟な管理、運用ができる幅広い機能性
ITの専任者がいるのは本社のみであり、複数拠点のPCをIT資産管理ツールにて集中管理する必要があったが、SS1導入前に利用していたソフトでは、 機能が限定的で管理性に乏しく、柔軟な管理、運用ができなかった。そのため、IT資産の有効活用に役立つ、幅広い機能をもったソフトを選定する必要があった。
IT資産の正確な把握
セキュリティ管理についてはセキュリティ対策ソフトでカバーしているため、IT資産管理機能を重視した選定となった。 また、事業拡大に伴い店舗間でPCの移動が頻発しているため、IT資産を正確に把握できるシステムを必須条件とした。
必要な機能の充実
ITコスト抑制やセキュリティ管理の観点から、未使用PCの回収、再配布を徹底しているため、遊休PCを自動検出できる機能を備えたシステムが必要であった。
SS1に決めた理由
充実した基本機能(IT資産管理、運用支援)
IT資産を一元管理し、必要な情報をエクスポートできるなど、基本となる資産管理機能が充実していた点。 また、IT資産の変更履歴が毎日自動で通知される日報画面や、業務に関するアンケート、PC使用者へのメッセージ通知ができるなど、 幅広い運用ができる点や、管理者にとって使いやすいGUIであったことも選定の決め手となった。
Active Directory連携や未許可PCの検出など、多彩な拡張機能
一定期間PCを利用していないユーザーの把握や、本社でしかできなかった、未許可PCの検出が全拠点でできるようになる点。
優れたサポート体制
導入、展開などの容易さに加え、導入後もユーザー専用サイトからファイル配布ツールをダウンロードできるなど、優れたサポート体制も選定の大きな要因であった。 最終的に、1,000台以上のPCへのエージェント展開が1週間程度でおこなえた。
導入効果
管理運用工数の削減
店舗間でのPC移動への対応など社内IT資産の管理業務に、本来の情報システム運用業務が圧迫されていた。 SS1の導入によってPC情報を一元管理できるようになったうえ、リース契約、ソフトウェアライセンス数などを 必要に応じてExcelファイルでエクスポートできるようになり、管理工数を大幅に削減することができた。
また許可していないPCの検出や、ソフト、ハードなどの変更情報が日報で自動通知されるようになったことで、 日々の運用業務の負担が軽減した。結果、これまでIT資産の管理にかかっていたリソースを、 本来の情報システム運用業務にあてることができるようになった。
今後の展望
アンケート、メッセージ機能の活用
アンケート、メッセージ機能を、社内アンケートやPC利用者の確認、システムメンテナンス通知といった社内情報の共有に役立てたい。
リモートコントロールによるシステムメンテナンス
店舗が休日の際、vPro機能によるリモートコントロールによってPCを立ち上げ、メンテナンスをおこなうなど、業務の妨げとならないようにヘルプデスク業務をおこないたい。
ログレポート機能の活用によるPC活用状況の把握
PCの利用時間を測定し、社内のPCが有効活用されているかの確認に役立てたい。