IT資産管理ツール選定のきっかけ
より確実な機器情報の収集・管理のためIT資産管理ツールの導入を検討
以前は別のツールで機器情報を収集していたが、古いツールのためシステムが不安定で、情報の正確性に問題があった。 情報の精度が下がると、コンプライアンス上のリスクがあっても把握できない可能性があり、IT資産管理ツールの検討をはじめた。
デバイス管理など、セキュリティ対策の充実
USBメモリなどのデバイスは、会社で指定したもの以外は使用できないなどの厳格なルールを定めていたが、万が一違反行為があっても確実に検知するなど、システム的にもセキュリティを強化したいと考えていた。
SS1に決めた理由
1コンソールで操作できる、洗練された操作性
IT資産管理ツール導入にあたり、SS1を含めた3製品を比較・検討した。SS1は1コンソールでほぼすべての機能を使用できる高い操作性を備えていた。
インシデント管理などヘルプデスク業務をサポートする機能の充実
管理部門では社内ヘルプデスク業務も担当しており、問い合わせやトラブルの対応履歴を管理できるインシデント管理機能を備えるSS1は魅力的であった。
また、インシデント管理に加え、契約管理など他社製品にはない機能を備え、IT資産管理、セキュリティ強化、ヘルプデスク業務効率化を1つのソフトウェアでおこなえる点が決め手となり、SS1の導入を決定した。
無駄のないライセンス体系と、複数の管理者にも対応した高いコストパフォーマンス
IT資産管理機能を基本機能とし、必要なオプション機能だけを追加できるSS1のライセンス体系は、無駄な機能に投資することなく、導入コストを抑えることができた。
また、グループ内のIT資産管理やヘルプデスク業務は、複数の管理者が携わるため、管理者用のライセンスが人数分必要であった。SS1は管理者数に制限がないため、他社製品に比べてコストメリットが大きいことも決定要因の一つとなった。
導入効果
機器やソフトウェアの情報を正確・確実に管理
SS1の導入により、機器のインベントリ情報を正確に収集できるようになり、IT資産の情報の把握・検索が便利になった。
また、ソフトウェアライセンスについても、正確な使用数の把握が可能になった。
インシデント管理機能の活用によるヘルプデスク業務の効率化
SS1導入以前は、機器のトラブルや問い合わせなどのインシデントの管理を専用ツールでおこなっていたが、手作業による部分が多く、手間がかかっていた。
SS1のインシデント管理機能は、カテゴリ別にフォーマットをカスタマイズしたり、画面上で問い合わせ内容の参照・更新や、対応履歴の確認が即座におこなえ、ヘルプデスク業務をより効率化できた。
また、メンテナンスの際は、SS1のリモートコントロール機能で機器検索結果画面などからすぐに対象の機器に接続でき、スムーズにメンテナンスをおこなえた。
デバイス利用とWeb閲覧のログを取得し、セキュリティ強化
SS1のデバイス制限管理機能でログを取得し、ルールを守って運用されているかを把握することができた。Webページ閲覧についてもログを取得し、トラブルが発生した場合の原因究明に役立っている。
脆弱性のあるソフトウェアによる脅威に、迅速に対応
脆弱性のあるソフトウェアが発見されたとニュースになった際には、該当のソフトウェアがインストールされている機器を即座に特定し、使用者にアンインストールを促すなど、スピード感のある対応がおこなえた。このように、SS1はIT資産管理やヘルプデスク業務に役立つだけでなく、セキュリティ対策の柱となっている。
今後の展望
さらなるセキュリティの強化やIT資産の有効活用
今後は、SS1のMSアップデート機能を活用することで、グループ内でMicrosoftの更新プログラムの適用を効率化し、機器のセキュリティをより強化したい。
また、ソフトウェア管理機能で長期間使用されていないソフトウェアを割り出し、機器情報から遊休PCを洗い出すなど、IT資産の有効活用によるコスト削減に役立てたい。