IT資産管理ツール選定のきっかけ
既存のIT資産管理ツールが使いづらく、Excel台帳との二重管理に
以前使用していた製品では、思ったようなIT機器の管理ができていなかった。結果的に、Excelを用いた二重管理になってしまい、製品を活用できていない状況に頭を抱えていた。また、Excel上での管理では、1つのExcel台帳を複数のスタッフで共有して編集することになるため、思わぬ書き換えが発生するといったリスクにも悩まされていた。ログの収集においても、表示が遅い・見づらい・時系列で確認できないなど、日々の運用に堪えない状況であった。
PCやサーバーに対するエージェントの負荷
さらに、以前使用していた製品は常駐エージェントの負荷が高く、社員から「PCの動作が重い」などのクレームが頻発していた。加えて、当社の基幹システムとの相性も悪く、リプレースが決定的となった。
SS1に決めた理由
SS1ならではの使いやすさと明瞭な価格体系
かねてより当社の営業スタッフや販売店からSS1の高い評価を耳にしていた。実際に管理画面をみてみると、Excel調で馴染みやすく、管理項目の列を自由にカスタマイズしたり、レイアウト図で視覚的に管理ができる点など、細やかな使い勝手の良さに魅力を感じた。
価格体系も、基本機能とオプション機能に分かれたシンプルな構成で、オプション機能は必要に応じて選択して購入でき、導入後の追加も可能という柔軟性の高さが好印象だった。
ずば抜けた備品管理のしやすさ
総務部では、IT機器とは別に机や椅子などの備品管理もおこなっている。以前は備品管理もIT機器と併せてExcelを利用していたが、SS1であればシステム上でIT機器と備品を一元管理することが可能になり、大幅な業務効率化が見込める点も選定の大きなポイントとなった。他にも2製品を検討したが、SS1の資産管理能力の高さ・独自性への評価は揺るがなかった。
導入効果
IT機器・備品・契約情報をスムーズに管理
既存製品とExcelとの二重管理になっていたIT機器と大量の備品の管理が、SS1の導入により一元化できるようになった。総務部内の情報システム担当と備品管理担当でSS1の操作権限を分け、Excel台帳の表記ぶれや破損を心配することなく安心して管理できている。社内ヘルプデスク業務においても、該当PCのIPアドレスやメモリ搭載量、ファイルの移動・削除といった操作履歴などの詳細情報を予め把握できるため、問い合わせに対して的確な対処が可能となった。
ユーザー情報の更新は、SS1とActive Directoryを連携させて手間なくおこなっている。30日間使われていないアカウントがあれば日報機能で通知し、不要なアカウントの放置を防いでおり、ドメイン管理にも役立っている。
また、IT機器は複数業者からリースやレンタルで契約しているものが混在し、以前は契約の管理にも手間がかかっていたが、SS1では各契約情報も機器情報と紐づけてくまなく管理することができ、大変便利である。
ハイパー様 機器一覧画面 備品管理イメージ (画像は一部加工を施しております)
社内のクレームがなくなり、作業負担はこれまでの3分の1に
SS1はPCやサーバーへの負荷も極めて少なく、以前のように社内からクレームを受けることがなくなった。情報システム担当としても、SS1にリプレースしたことで日々の作業負担を3分の1ほどに軽減できたため、他の業務に時間を有効活用できている。
さらに、以前使用していた製品はバージョンアップ作業に2日間ほど要していたが、SS1はエージェント展開が容易で、サポート対応も充実しており、そのような定期的に発生する作業の手間も少なく、精神的に救われている。
幅広いセキュリティ対策を実現
不正な持ち込みPC、USBメモリの使用禁止をはじめ、最近では営業スタッフを中心に、特定SSID以外への接続を禁止する運用をとっている。同時に、フリーのWi-Fiなどへの不正な接続記録をチェックし、禁止だけではないセキュリティ対策にも役立てている。
その他にも、業務に関係のないWebサイトの閲覧履歴が検出された場合にサイトへのアクセス制限をかけたり、あやしいソフトウェアの使用を禁止している。SS1では、exe単体で動作する実行ファイルも使用制限できるため重宝している。
PCの起動時間を把握し、無断残業をチェックするなど「働き方改革」にも活用
SS1ではPCの起動やシャットダウン時間を把握でき、勤務時間の確認や無断残業の有無を必要なときに即座に参考資料として出力できる。SS1は当社の「働き方改革」においても活躍してくれている。
今後の展望
SS1のリモートコントロール機能とインシデント管理機能でヘルプデスクをさらに効率化
SS1はオプション機能が豊富で、当社ではまだ導入していない機能がある。今後はそれらの機能の活用も視野に入れ、さらなる業務効率化を図りたい。
特に、ヘルプデスクに役立つSS1リモートコントロール機能とインシデント管理機能は前向きに検討したい。