【株式会社ブロンコビリー様】IT資産管理ツール「SS1クラウド」導入事例インタビュー
2024年3月にリブランディングした、クラウド型IT資産管理ツール「SS1クラウド」。充実のサポート体制やExcel調の管理画面でご好評いただいている「SS1」のノウハウをもとに開発され、現在多くのお客様にご利用いただいています。
今回は、2024年4月よりSS1クラウドをご利用いただいている、株式会社ブロンコビリー様の導入事例をご紹介します。
IT資産管理ツールを検討したきっかけ
IT資産管理ツール導入をご検討されるまでの経緯をお聞かせください。
ブロンコビリー 大中様
ツール導入を決断するに至った一番大きなきっかけは、それまで当社が利用していたデータセンターの廃止が決まったことでした。それに伴い、オンプレミスのサーバーありきで動いていたすべてのシステムを更改することになりまして、そのなかにもともと使っていたオンプレミス型のIT資産管理ツールが含まれていたんですよね。
そうだったんですね。ちなみに、サーバーのみをクラウド化して既存ツールを使い続けるといった選択肢はなかったんでしょうか。
一度は考えたんですが...。AWSなどのクラウドサーバーに置き換えれば、オンプレミスよりはこちらの負担は減ります。とはいえ、完全に作業がなくなることはなくて、どうしても少なからずこちらの人員を割いての維持・管理作業は残ってしまうんですよね。
サーバーの面倒をみる手間を完全になくすとなると、やはりSaaS形式のツールが望ましいと考えたんです。
それで、新たにツールを探すことにされたんですね。
そうですね。あとはもう一つ、クラウド型ツールを選んだ理由としては「社外端末が増えていたこと」が挙げられます。
当社には「エリアマネージャー」と呼ばれる立場の社員がいまして、その人たちは複数店舗の管理を任されているという都合上、店舗を行き来することが多いためほとんど外出しているんです。それでも以前は定期的に社内に帰ってくる用事があったので、所有するPCを社内ネットワークに繋げてもらうタイミングでログなどの情報収集をおこなえていました。
しかしデータセンターの廃止決定以降、業務で利用するツールが次々とクラウド化していったこともあって、外出していた社員たちが社内に戻る理由がなくなってしまったんです。よって、その人たちが所有しているPCについては、満足にログを取得できなくなってしまって...。
加えてコロナ禍をきっかけにテレワークも導入したため、社内ネットワークに接続する機会のない端末はいよいよ増えていく一方でした。
「これはまずいな」ということで、インターネット経由で情報収集できるツールを検討するようになったんです。
「仕事をする場所を選ばなくてよくなる」というクラウド型ツールの利点が、逆に端末管理を困難にしてしまったんですね。
社外で仕事ができるツールの普及は、管理者にとってはメリットばかりではなかったということですね(笑)。
こういった理由から、これを機会にクラウド型のIT資産管理ツールに乗り換えよう!ということでツールの検討がはじまりました。
SS1クラウドを選んだ理由
最初にご覧になったツールは、SS1クラウドではなかったんですよね。
大中様
はい、はじめは有名どころの別製品をみていました。
こちらが思い描いていた機能要件を満たしていましたし、価格もそこまで高くなかったのでその製品も悪くはなかったんですよ。ただ、「ツール選定の際には複数製品を比較しなければならない」という当社の決まりがありましたので、それ以外のツールに関しても情報収集をおこないました。SS1クラウド(当時の名称はらくらくPCクラウド)に出会ったのはそのときです。
どんな印象を持たれましたか?
管理画面TOPのダッシュボードをみたとき、「わかりやすいな」と思ったことを覚えています。どこに何があるのかがなんとなく理解できるので、非常に直感的といいますか。
実は一番はじめにみていたツールは、機能も価格も申し分なかったものの、使い勝手の部分に不安を持っていました。ぱっと画面をみても、どこに何の機能があるか・どこを触れば目的の操作をおこなえるのかがわかりづらかったんです。
SS1クラウドは、機能も価格も要件をクリアしていた上で操作もしやすそうでしたから、その時点でとても好印象でしたね。
SS1クラウド ダッシュボード画面
オンプレ版SS1同様、使いやすい画面設計にはこだわっておりますので、そこをご評価いただけたようでなによりです!
あとはディー・オー・エス担当者の人柄も非常によかったですよ。
近場の展示会に行けば必ず同じ営業担当の方にお会いできましたし、話を聞くときには都度ここまで訪問してくれました。SS1クラウドの説明をする際にも、できること・できないことを真摯にお話ししてくれただけでなく、できないのであればどのような代替案があるかまで教えてくれたのでありがたかったです。
当時も他社の営業さんやSEさんにお会いしてお話しする機会はもちろんありましたが、ディー・オー・エスさんの親切・丁寧な対応というのは、一際心に残るものがありましたね。「この営業さんであれば安心だな」と思ったので、最終的にSS1クラウドを導入することに決めたんです。
機能や価格だけでなく、人柄も加味してお選びいただいたんですね。ディー・オー・エス一同、本当にうれしく思います!
上場企業への監査対策として活用中
では実際、SS1クラウドをどういった場面でご活用いただいていますか?
大中様
会計監査など、外部監査への対策として「PC操作ログ」機能を利用しています。
実はもともと、当社としては、IT資産管理というよりこういった監査対策をおこないたいというニーズのほうが高かったんですよね。
当社は上場企業なので、定期的に会計監査が必ず入ります。会計監査においては、基幹システムや会計システムをPCで利用している場合は必ず操作ログを取得し、あとから検索できるように保持しておかなければならないという決まりがあるんです。現在、そのログ取得に関する要件をSS1クラウドの機能で満たしています。
基本的にログはためておくのみですが、ごく稀にシステムに関する問い合わせがあった際、原因究明作業の一環として覗いたりもしますね。
SS1クラウド PC操作ログ画面
いままで社外端末のログが取りづらかったことを考えると、インターネット経由でログ取得ができるSS1クラウドは、しっかりと役目を果たしていそうですね。
Excel台帳では実現できない、詳細な端末管理を実現
大中様
あとは、日常業務でよく「機器管理」機能を活用しています。
一応、当社にはまだExcelの資産管理台帳が残っているんですが、そちらにはPC名と端末のレンタル日ぐらいしか情報がありません。ハードウェアやソフトウェアに関する情報について知りたいときは、もっぱらSS1クラウドの画面をみていますね。
その端末がどういった性能なのかはもちろん、必要なソフトウェアがインストールされているかを確認するといった管理ができるので、非常に重宝しています。
機器情報内、インストールソフトウェア一覧画面
Excel台帳でここまでの管理をおこなうことは難しいですからね。
Excelじゃさすがに無理でしょうね(笑)。
そのExcel台帳についても、現在システム部内でSS1クラウドに統一したほうがよいのでは?という話が出てきている最中です。SS1クラウドには備考やメモといった自由記入欄がありますから、端末のレンタル日などの情報はそちらに移してしまえば、完全に機器管理をSS1クラウド上で一本化できますしね。
いずれは台帳を統一していければなと思っていますよ。
きっとそのほうが運用上ラクになりますよね。統一作業、ぜひ取り組まれてください!
ファイル配布機能で、端末に対するバッチ配布を効率化
そのほか、活用しているSS1クラウドの機能はありますか?
大中様
「ファイル配布」機能なんかはときどき使っていますよ。
定期的にクライアント端末上で実行させたいプログラムがあるんですが、使用者の皆さんに「やってください」って頼んでも絶対やってもらえないじゃないですか(笑)。
SS1クラウドのファイル配布機能でバッチファイルとして配信すれば、使用者の手を煩わせることなくプログラムを実行できるのですごく便利ですね。
最近だと、端末の起動時に自動で接続するファイルサーバーの接続先を変更するのにファイル配布機能を使いました。
別に、一つひとつの端末にリモートで繋いでバッチを実行させることも可能といえば可能ですけどね。ファイル配布をおこなえば、それが一つのポリシーをつくって配信するだけで済みますから、作業工数は段違いだと思います。
この運用は以前のオンプレミス型IT資産管理ツールのときもおこなっていたので、クラウド型でも問題なく実施できるというのは非常にありがたかったです。
オンプレミスのときからおこなっていた作業が、クラウドでも可能なのかどうかは重要ですよね。
その点はとても大事ですね。当社の場合も、はじめにSS1クラウドの無料トライアルできちんと検証をおこないましたよ。オンプレミス型でできていた運用をクラウド型でも問題なくおこなえると確認できたからこそ、ツール導入を決められたという側面もあります。
導入前の無料トライアルは、これから導入されるお客さまにもぜひおこなっていただきたいものですね。
インターネットリモコン機能で、ヘルプデスク業務がもっとラクに
現在、インターネットリモコン(SS1 iRemote)のオプションサービスもご契約いただいていますよね?
大中様
そうですね。導入前からきっと便利なんだろうなと思ってましたが、導入してからも「やっぱり本当に便利だな!」と日々実感しています。
いままでも、社内LANやVPNで接続されている端末については、既存のリモート接続ツールでトラブル対応などはおこなえていたんです。しかし、先ほどの「エリアマネージャー」など外出の多い社員が持つ端末やテレワーク端末については、電話で状況を逐一ヒアリングするほかありませんでした。どうしてもままならないときなどは、「リモート接続したいから、どこかの拠点にPCを持っていってください!」とお願いしたり...。
でも、業務の都合上そう簡単に拠点に赴ける人たちばかりではありません。そうなるともう「そこのボタンを押したら多分こういうウィンドウが出てくるから...それをクリックして...」と口頭で対応指示をしなくちゃいけなくて、本当に大変だったんです。
SS1クラウドのインターネットリモコン機能は、文字通りインターネット経由でどの端末にも接続できますから、端末の所在地に関わらずトラブル対応ができるようになりました。端末トラブルへの対応って、使用者の人に状況を聞くよりもこちらが直接みたほうが絶対に早いんですよね。
原因究明から対処までの手間が大幅に省略できたので、トラブル対応がめちゃくちゃ楽になりました。
この機能については本当に導入してよかったと思っていますよ!
そこまで効果を感じていただけるとは、我々としても大変喜ばしく思います!
SS1クラウドの新たな活用法を模索するとともに、機能開発にも期待
今後SS1クラウドでやってみたい運用や、使ってみたい機能はありますか?
大中様
「更新プログラム管理」機能を活用したパッチ管理は、やってみたい運用の一つです。直近ですと、来年あたりにWindows 10から11への入れ替えを予定していますので、そこでSS1クラウドを使えたらなと考えています。
あとは、ver.1.3で追加されるという「使用者情報アンケート」機能!そんな便利な機能が追加になるのなら、それを使った棚卸作業はぜひやってみたいですね。
SS1クラウド上で「使用者」や「設置場所」といった項目に回答させるアンケートを作成し、クライアント端末へ配信。使用者が入力した内容を、そのままSS1クラウド>機器情報内の任意の枠に挿入する仕組みです。
インベントリ情報として収集できない項目について、簡単に台帳更新をおこなえるため、端末棚卸の際に便利にご活用いただけます。
実は、当社がSaaSを選んだ理由もここにあります。SaaS形式のツールは、オンプレミス型のものよりも機能の更新や追加の頻度が比較的高いんですよね。ユーザーの意見を柔軟に吸収して形にするスパンが短いため、早いスピードでよりよいツールになっていくんです。
SS1クラウドにも、そういったスピード感を期待しています。今後もよい機能が追加になったら、積極的に使っていきたいです!
もちろん、現状にも非常に満足していますよ。本当に導入してよかったと思っています。
SS1クラウドは、2025年以降も多くの機能追加を予定しています。大中様のご期待に沿えるよう、弊社一丸となって開発に取り組んでまいりますね!
この度は貴重なお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました。ぜひ今後もSS1クラウドをご活用いただければと思います。
(インタビュー:ディー・オー・エス 古賀) ※インタビュー内容は取材当時のものです
株式会社ブロンコビリー様

当社ビジョンである「ご馳走カンパニー」の実現に向け、レストラン事業と調味料・惣菜等の製造販売事業を運営しております。主力ブランドである 『ステーキハウス ブロンコビリー』は、1978年 名古屋市北区で誕生し、創業46周年を迎えました。
自らの業態開発だけではなく、M&Aによる事業拡大にも力を入れており、2022年 味の決め手となるソースや調味料の品質管理と遠隔地への出店や市販品開発を見据えて 株式会社松屋栄食品本舗(愛知県犬山市)。2024年 とんかつ専門店『かつ雅』などを11店舗展開する 株式会社レ・ヴァン(愛知県名古屋市)をグループに迎え、ビジョン実現と拡大に向け挑戦し続けています。
【業種】飲食サービス業
【管理台数】300台
【URL】https://www.bronco.co.jp/corporate/
SS1クラウドをご活用いただいている株式会社ブロンコビリー様の導入事例をご紹介させていただきました。 IT資産管理ソフトの導入、入れ替えをご検討されている方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!