【石塚硝子株式会社様】IT資産管理ソフト「SS1」導入事例インタビュー

「セキュリティ対策」や「働き方改革」にも役立つとして注目されている、IT資産管理ソフト「SS1」。 2005年のパッケージ販売開始以降、多くの企業様にご愛用いただいております。
今回は、2020年6月よりSS1をご利用いただいている、石塚硝子株式会社様の導入事例をご紹介します。

ss1-winupdate1.png 経営企画部 情報システムグループ
岡村様(右) 田島様(左)

IT資産管理ソフトを検討したきっかけ

IT資産管理ソフト導入をご検討されるまでの経緯をお聞かせください。

石塚硝子 岡村様 
IT資産管理ソフトの導入を検討し始めた2019年ごろは、ちょうど本来オリンピックが開催されるはずだった年の前年だったんですよね。そのとき世間では、「オリンピック開催時にサイバー攻撃が活発化するのではないか」と騒がれていました。
そういったなかで、当社でもセキュリティ強化をやらなければならないという話が持ち上がったのですが、その際に検討事項の一つとして挙げられたのが「社内の端末に対する管理強化」だったんです。

当時のIT資産管理体制というと、自社開発のツールでPC名やIPアドレス、設置場所を管理しているぐらいでした。当然それだけでは万一のインシデントが発生した場合に対応できません。仮に情報漏洩が起きたとき、どこから漏洩してしまったのかといった経路の追跡すらおこなえない状態だったので、「これは問題だな」という話になりました。

石塚硝子様事例インタビュー

また、セキュリティ強化施策の全体を考えるうえでもIT資産管理ソフトの重要性を感じていました。
端末管理だけではなく、回線の増強やアンチウイルスソフトの導入なども並行して検討していたのですが、そもそも「どのような」端末を「だれが」「どこで」使っているのかといった現状把握をおこなえていなければ、自社のセキュリティ対策の範囲を明確に定めることはできませんからね。

このような流れで、「まずは全体の"土台をつくる"という意味でも専用ソフトの導入は必要だよね」という結論に至り、導入検討を開始しました。

社会情勢を踏まえたうえで、必然的に組織に必要なツールとして「IT資産管理ソフト」が浮上したのですね。

はい。それ以外だと、自社開発ツールの機能では追い付かない場面があったというのも理由の一つですね。

特に年に一回実施していた棚卸業務はとても大変でした。「端末の一覧用紙を作成する」「各部署に用紙を配布し現物の確認を依頼する」「返ってきたものをみながら1つ1つシステムに情報を入力する」...といった何工程もの作業があって、すごく時間が掛かっていたんです。

当然人に任せる部分が大きいので、そもそも用紙が期限内に返ってこなかったりもして...。全体の作業が終わるのに、大体1か月くらい掛かってたんじゃないでしょうか。

約1,500台の端末の棚卸をほぼ手作業でおこなうのは、途方もない話ですね...。

そうですね。私としては、あんまり部署のメンバーにこういったクリエイティブでない作業に時間を使ってほしくなかったんです。なので、業務改善の一環としてもIT資産管理ソフトの必要性は強く感じていましたね。

「管理工数の削減」を見込める、シンプルな操作性

選定の際はさまざまな製品をご覧になられたとのことですが、SS1に決めた一番のポイントは何だったのでしょうか?

石塚硝子 田島様 
やっぱりSS1の「シンプルさ」には強く惹かれました。

無料トライアルでSS1の管理画面を実際に触ってみたときに、使い勝手がすごくシンプルだと感じたんです。私たちのような運用者にとって、IT資産管理ソフトはよく使うことになるツールですから、とにかく「使いやすさ」というのはすごく魅力的でした。

岡村様 
そもそも「管理工数を削減したい」っていう目的で導入を検討していたわけなので、複雑な操作性でかえって現場の作業工数が増えてしまったら本末転倒ですからね。

あとは、SS1は導入する機能を選べるというところもよかったです。
私は端末管理の機能について、ちゃんと管理できるか・日々の運用ができるかというところをメインに考えたとき、各社でそれほど優劣はないんじゃないかと思ってるんですよ。
そうなると、端末管理機能以外のオプションがそれぞれの製品の特長となってくるわけですが、これがあんまり複雑なものだとそもそも使いこなせないんですよね。

「いろんな機能が使えます!」というのはよく謳われていますが、私は正直「必要な機能を最大限使いたい」と考えていました。
そういった意味で、自社で使いたい機能を必要な分だけ選べるというSS1の価格体系は当社にマッチしていたなと思っています。

田島様 
好きなオプションを1つずつ選べるの、すごくよかったですよね。

不要な機能を導入しないぶん、価格も抑えめになりますしね!

岡村様 
正直、それも選定理由のすごく大きな部分も占めているかもしれないです(笑)

テレワークPCを含めたヘルプデスク業務において、SS1が工数削減に大活躍!

SS1を導入した現在、一番よく使っている機能はなんですか?

田島様 
よく使っているのはSS1リモートコントロール機能ですね。主に社内からの問い合わせ対応で活用しています。

多いときで1日に20件以上の問い合わせが寄せられることもあるんですが、リモートコントロール機能を使えば自席にいながらすぐに遠隔操作できるので、対応業務の効率化に役立っています。
やり方を逐一説明するよりも対象の端末をこちらで操作したほうが早いような、「新しいプリンタを設定してほしい」「このツールの使い方がわからない」といった比較的ライトな内容に関しては特に重宝していますよ。

あとは、クライアントPCを再起動するような設定変更をおこなった際に、SS1のエージェントが立ち上がれば再起動後も自動でリモートコントロールを続行できるのも嬉しいポイントです。以前使っていたツールだと、再起動をしてしまったらもう一度リモート接続をし直さなくてはいけなくて、すごく手間だったんですよね。

ちなみに、テレワーク端末に対してもSS1のリモコン機能でこういったヘルプデスク対応をおこなっています。ときどき在宅で作業をしている従業員から「社内のグループウェアが動かない」といった連絡がくるんですが、そのようなときでも遠隔操作で対処したりしますね。

SS1のリモートコントロール機能は、VPNでつながっていれば対象端末の遠隔操作が可能ですからね。

石塚硝子様事例インタビュー

もう1つ、ヘルプデスク業務をおこなうときにとてもいいなと思っているのが「SS1の検索機能」です。
SS1では、機器一覧の検索窓から語句を入力するだけで簡単に対象の機器を抽出できます。問い合わせがあったときにまずユーザーへ「機器名」を尋ねれば、SS1の検索画面にその情報を入力するだけで簡単に対象の機器を絞り込めるので、その次の作業にスムーズに取り掛かれるんです。

そのほかにも、「IPアドレスが重複していて端末が使えなくなった」という問い合わせを受けたときは、検索窓にIPアドレスを入力するとそこに接続されている機器をすぐに発見することができました。

(SS1検索機能 活用イメージ動画)

以前の自社開発ツールでは「機器No.」「機種」「利用者」程度しか検索項目がなかったのですが、SS1を導入してからは検索できる項目の幅がグンと広がって、日々の業務にとても役立っています。

課題であった「工数削減」について、きちんとSS1がお役に立てているようでよかったです!

社内セキュリティの安心材料かつ、いざというとき使える"武器"としても活用

そのほか、SS1の導入効果として実感いただいているポイントはありますか?

岡村様 
PC操作やWeb閲覧といった各種ログ情報を収集できるようになったことで、今後万が一セキュリティインシデントが発生した場合にも、適切な対応をおこなえる準備が整ったと感じています。

例えば情報漏洩が発生したときには、その漏洩経路を追跡できるような仕組みを作ることができましたし、SS1にはログの収集だけでなく各操作の制限をおこなえる機能も搭載されているので、「今以上のセキュリティ強化をおこないたい」となったときにも使える"武器"を持てたというのも大きいです。

田島様 
あとは、当社ではテレワークや外出などでPCを持ち出す場合は必ずワークフロー申請をおこなうよう義務付けているんですが、その申請を通すときには「SS1のエージェントがインストールされていること」を条件の1つとしているんですよ。

SS1はある意味、端末セキュリティにおける"安心材料"の1つような感じになっていますね。「SS1がインストールされているなら、社外に出しても大丈夫」みたいな。

岡村様 
最近ではセキュリティの観点から「IT資産管理ソフトの導入」というのを取引先に求める企業もすごく多くなってきてるじゃないですか。そういったところでも、対外的に「うちは大丈夫ですよ。ちゃんと資産管理できていますよ」と自信を持って示せるようになったというのも、SS1を導入してよかったなと思っている点ですね。

社内にも社外にも、SS1によって企業としての安全性を提示できるようになったんですね。

田島様 
ちなみに、ログの取得はセキュリティ的観点が主になっていますが、実際に活用できたシーンもあるんですよ。

以前「ファイルが行方不明になってしまったから探してくれ」という問い合わせがあった際、SS1のPC操作ログから該当のファイルの動きを追うことで、最終的にどこに行ってしまったのかを突き止められたことがあったんです。

岡村様 
ログをかぶりつきで見るっていうのは正直なかなかないですが、こういうちょっとした調査をおこなうときには非常に便利ですよね。

ログの使い道はさまざまですからね。石塚硝子様なりの方法でご活用いただけているようで、なによりです。

棚卸作業への活用や、その他業務効率化のためのアイデアを検討中

これからの展望をお聞かせください。

岡村様 
セキュリティ面で言うと、デバイス制限などの各機能を用いた施策というのも、セキュリティ強化の必要に応じて今後検討していけたらと思っています。

あとは、もともと課題としてあがっていた年一回の棚卸作業の効率化にSS1を活用してみたいですね。SS1のアンケート機能などを使って、どういうふうにおこなうかを現在試行錯誤中です。

それ以外にも、現場のメンバーの作業工数の削減につながる使い道があれば随時模索していくつもりですよ。
やっぱり、「働いているみんながもっとラクになること」が1番重要ですからね。

岡村様、田島様、貴重なお話をありがとうございました。ぜひ今後もSS1をご活用いただければと思います。

(インタビュー:ディー・オー・エス 古賀) ※インタビュー内容は取材当時のものです

石塚硝子株式会社様

「モノづくり」「ヒトづくり」「ユメづくり」
1819年(文政2年)の創業以来、ガラスびん・ガラス食器などガラスを素材とした様々な製品をみなさまにお届けしてまいりました。
さらにはガラス素材の未知なる可能性を見出すべく、ガラスを究めることで、世の中の時流の変化に応じ、紙容器やプラスチック容器、陶磁器など、素材は異なるものの容器としての機能を活かした、ガラスを超える事業を展開し、さらには、機能性材料を活かした新商品開発を通じて、みなさまの暮らしに彩りを添えるものをご提供することが使命です。

【業種】ガラス・土石製品
【管理台数】1,500台
【URL】https://www.ishizuka.co.jp/

SS1をご活用いただいている石塚硝子株式会社様の導入事例をご紹介させていただきました。
IT資産管理ソフトの導入、入れ替えをご検討されている方は、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

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著者プロフィール
SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!