【もしもIT資産管理ソフトがあったなら:第2話】危険がいっぱい!公衆無線LANを勝手に使うのは誰?
IT機器やソフトウェアの管理だけでなく、セキュリティ強化や運用負荷の軽減にも役立つIT資産管理ソフト。システム管理者様であれば、一度は触れたことがあるのではないでしょうか?
この特集【もしもIT資産管理ソフトがあったなら】では、様々なケースを題材に、当社のIT資産管理ソフトSS1を用いた問題解決事例をご紹介していきます。第2回目となる今回は、「公衆無線LAN(フリーWi-Fi)の危険性」と、その使用制限についてご説明します。
・第2話:ワイヤレスネットワーク使用制限編
・第3話:社内IT資産の状態チェック編
・第4話:ヘルプデスク効率化編
・第5話:BitLockerの運用編
持ち出しPCがリスクに晒されるケースが増加?
テレワークの急速な普及に伴い、今まで社内でしか使用していなかったPCを社外に持ち出してネットワークに接続するという機会が増えています。その際に注意しないといけないことは、「公衆無線LANの危険性」です。昨今、様々な場所でインターネットを利用できるようになり利便性が向上した反面、不用意に無線LANに接続することにより、悪意のある第三者に通信を傍受されてしまうといったセキュリティリスクも孕んでいます。
テレワークの普及に伴い、サイバー攻撃が増加傾向にある今、「持ち出した社内PCから、機密情報が流出してしまった」といった事態に陥らないために、公衆無線LANの使用には細心の注意を払う必要があります。
もしも、IT資産管理ソフトがあったなら
IT資産管理ソフトを用いることで、ネットワークへの接続状況を把握できます。誰が、どの端末で、いつ、どんなネットワークに接続したかといった情報をログで取得でき、使用状況を的確に把握できます。
ソフトによっては、許可外のネットワークへの接続を禁止できるため、社員が社内の無線LANや貸与したモバイルルーター以外の、セキュリティが保証されていない公衆無線LANといったネットワークに無断で接続することを未然に防止できます。
SS1なら、こんなに便利に使えます
当社のIT資産管理ソフトSS1でも、ワイヤレスネットワーク使用状況の把握と使用制限が可能です。例えば、テレワーク用のPCを自宅で使用する場合、事前に申告した自宅無線LANのSSID以外は使用できないようにするといった運用もおこなえます。
このように、許可外のSSIDへの接続を禁止することで、テレワークの際、フリーWi-Fiのようなセキュリティリスクが高い無線LANを使用するといったリスクを回避することができます。
●ワイヤレスネットワーク接続制限機能の詳細はこちら
SS1ならではの機能で、一歩進んだワイヤレスネットワーク接続制限が可能
SS1では、無線LANだけでなく、Bluetoothなどの通信デバイスも使用を制限することができます。2017年9月には、「Blueborne」という、Bluetoothの深刻な脆弱性が発見されたケースもあります。また、私物スマホなどとBluetooth接続することによるデータコピー・持ち出しといったリスクにも注意を払う必要があります。
特にテレワークなどでPCを社外に持ち出して使用している場合には、管理者の方がこういった脆弱性や情報漏洩リスクに迅速な対応を施すことが難しいケースが多くなります。そのような時のために、業務に必要ない無線LANや、通信デバイスの制限を予め禁止しておくことで、トラブルを未然に回避することが可能です。
まとめ
今回は、無線LANの危険性をテーマに、IT資産管理ソフトSS1の活用ポイントを簡単にご紹介しました。SS1ではここでご紹介した以外にも、Webサイトの閲覧や許可外ソフトウェアの使用を制限できるため、万が一に備えた対策が可能です。
●Web閲覧ログ・閲覧禁止設定機能の詳細はこちら
●ソフトウェア管理機能の詳細はこちら
来るべき、「ニューノーマル」時代に向けて、テレワークPCのセキュリティ強化は避けて通ることのできない課題です。セキュリティ対策でお悩みの方は、是非お気軽にご相談ください。

IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!