SS1ユーザー様が活用事例をご講演!「System Support Day 2017」開催レポート
2017年9月7日(木)、東京コンファレンスセンター品川にて、弊社主催イベント「System Support Day 2017」を開催いたしました。
当イベントは、IT資産管理ソフトの導入をご検討いただいている方向けに、「SS1」でどんなことができるのかということをユーザー様よりご講演いただき、その導入効果を感じていただく催しとなっております。今回は、第12回の開催となった「System Support Day 2017」をレポートいたします。
■セミナープログラム
【第1部】・SS1ユーザー様事例講演 株式会社カネカ 様
【第2部】・SS1ユーザー様事例講演 日本情報通信株式会社 様
【第3部】・SS1ユーザー様事例講演 ホンダトレーディング株式会社 様
【第4部】・SS1 ver.9最新情報と最新連携サービス「SS1 Risk Analyzer」ご紹介
【第5部】・SS1デモンストレーション(初めての方向け)
・SS1個別相談会 / 各種ソリューション展示
まず第1部から第3部は、実際にSS1をご導入いただいている3社のユーザー様に、多くのIT資産管理ソフトがある中、なぜSS1を選定したのか、現在どのように活用しているかといったエピソードをご講演いただきました。
株式会社カネカ様「当社がSS1を採用したわけ」
今回は3社様の中から、株式会社カネカ 業務改革部情報システム改革室長 矢吹 哲朗様よりご講演いただいた内容をダイジェストでお届けいたします。
矢吹様には、SS1導入前におこなわれていたIT資産管理の内容をはじめ、既存のIT資産管理ソフトのリプレースを検討しSS1の採用に至った経緯と、現在の活用状況を軽妙な語り口でお話しいただきました。SS1を採用いただいた経緯につきましては、コストパフォーマンスの高さや、クライアント負荷(必要スペック、メモリ等)の小ささ、過去のOSを含めたカバー範囲の広さ、などを挙げていただきました。
カネカ様でのSS1活用ポイント
次に、現在のSS1活用ポイントについてもご紹介いただきました。
カネカ様は、7,000台の機器にSS1エージェントを入れて運用されていますが、動作負荷も少なく、安定して運用できているとのことです。また、リモートコントロール機能をヘルプデスク対応などで利用されている点、インストールされているソフトウェアの監視として、情報漏洩につながる可能性があるソフトウェアや、ゲームなど業務に不要なソフトウェアの削除にも活用されている点をお話しいただきました。また、パッチ適用や管理ソフトウェアの配布でセキュリティレベルを維持するために、ファイル配布機能もよく利用されているとのことでした。
また、導入時は「使うかもしれない」というレベルだったという、USBメモリなど外部記憶装置の使用を制限する、デバイス制限管理機能についても、現在は細かくポリシーを設定されたうえで、運用を開始されているとのことです。
最後に、今後のSS1活用の展望として、引き続きソフトウェア配布やログ管理、USBデバイス制限に活用していきたいという点、スマートデバイス管理とパソコン管理を棲み分けするうえで、SS1をどう使っていくかといったお話をいただきました。
貴重なユーザー様の生の意見が聞けるとあって、ご来場の皆様も真剣に耳を傾けておられました。アンケートでは、「大変参考になった」「具体的な運用例が聞けて、貴重な経験となった」といったお喜びの声を、多数頂戴しております。
矢吹様、ご講演いただき誠にありがとうございました。
●株式会社カネカ様の導入事例はこちら
最新版「SS1 ver.9」バージョンアップ内容ご紹介
続いて、ディー・オー・エスより、大規模クライアント環境への対応、WSUS連携、フォルダ監視など様々な機能強化を施した、SS1の最新版「ver.9」と、最新連携サービス「SS1 Risk Analyzer」をご紹介させていただきました。
「ver.9」の目玉は、データ取込方法の改善や、ログ収集時の最適化処理、ファイル配布の仕組みを改善し、管理クライアントや管理サーバーのパフォーマンスを劇的に向上させた「大規模対応」です。当対応によって、多くのクライアントPCをお持ちのお客様環境においても、より快適にIT資産管理をおこなっていただけるようになります。
他にも、特定フォルダへのアクセスを監視・制限し、マルウェアなど意図しないアプリケーションによる重要データへのアクセスや、不正な情報持ち出しを防止する「フォルダ監視」機能や、特定のプリンタ以外からの印刷を禁止する「印刷制限」など、セキュリティの強化に役立つ新機能強化もご紹介させていただきました。
情報漏洩を未然に防ぐソリューション「SS1 Risk Analyzer」
また、当セッションにおいてはSS1と、株式会社エルテスの「Internal Risk Intelligence」を連携させ、新たなサービスとして誕生した「SS1 Risk Analyzer」についてもご紹介いたしました。SS1 Risk Analyzerでは、SS1で取得したログを、人工知能(AI)技術と、アナリストの再分析によって解析することで、人に潜む"不正の予兆"を検知し、情報漏洩を未然に防止いたします。長時間労働などに起因する、従業員のメンタルヘルスに関するリスクなども検知できるため、「働き方改革」の推進にも活用することができます。
特に大規模の企業様から、「ログをどう活用すればよいか」「膨大な量のログからどのようにリスク因子を見つけ出すか」といった課題の声をよく頂戴することがあります。当サービスをご利用いただくことによって、各種ログ取得、危険な操作の禁止から、「人」に潜むリスクの検知と未然の対処を、ワンストップでおこなうことが可能です。IT資産管理ソフトの連携サービスとしては大変目新しく、セミナー後も、本サービスに多数のお問い合わせをいただいております。
●本サービスに関するお問い合わせはこちら
SS1を初めてご覧になる方に向けたデモンストレーション
講演に続いて、SS1を初めてご覧になる方に向けた、大画面でのデモンストレーションを実施いたしました。
当セッションでは、SS1を知り尽くした弊社のエキスパートより、お客様によくお使いいただいている機能をはじめ、各機能の活用ポイント、契約管理やインシデント管理など、SS1ならではの便利な機能を、実際の動きを交えながらご説明しました。
IT資産管理ソフトの導入をご検討されている方でも、実際にソフトを導入した後、どのように運用し、いかに効率化していけばよいかイメージしにくいことも多いと思います。そんな皆様のお悩みを解決できるように、できるだけわかりやすく、具体的な運用例を交えながらお話をさせていただきました。流石はSS1のエキスパート、講演後にはお客様から「プレゼンを録画した映像をいただけませんか?」といったリクエストを頂戴いただくほど、ご好評のプレゼンでした。
SS1個別相談会 / 各種ソリューション展示
セミナー会場の隣の部屋では、SS1個別相談会を開催しました。相談会では、経験豊富な弊社の営業スタッフや技術スタッフより、SS1を用いてどのようにIT資産を管理するか、情報漏洩対策をはじめればよいかをご説明させていただきました。お客様の中には、IT資産管理ソフトの導入を真剣にご検討されておられるとのことで、1時間以上もお話しいただいた方も!じっくりとお悩みをお話しいただき、課題解決の糸口としていただけたと自負しております。
また同会場内では、ミニ展示会として、SS1の連携ソリューションをはじめとした各種ソフトウェア、サービスをご紹介しておりました。前述の「SS1 Risk Analyzer」をはじめ、SS1と連携して情報漏洩対策や標的型攻撃を強化するソリューションや、話題の「働き方改革」に活用できるサービスなど、様々な展示をご用意し、お客様をお出迎えしました。
■ソリューション展示企業一覧(五十音順)
アライドテレシス 様 / インヴェンティット 様 / NTTテクノクロス 様 /
エルテス 様 / さくら情報システム 様 / ソフトクリエイト 様 /
蓼科情報 様 / PFU 様 / ディー・オー・エス
ご講演いただきましたユーザー様、展示にご協力いただいたパートナー企業の皆様のおかげで、大変盛況のうちに催しを終えることができました。皆様、お足元の悪い中ご来場いただきまして誠にありがとうございました。ディー・オー・エスではこのように、お客様のIT資産管理ソフト導入検討に役立つセミナーを毎年開催しております。ぜひ、こちらからチェックください!
SS1LAB編集部
IT資産管理ツールSS1/SS1クラウドを開発・販売している、株式会社ディー・オー・エスの営業企画部メンバーで構成されています。IT資産管理・ログ管理・情報セキュリティ対策など、情シス業務の効率化に役立つ最新トレンド情報を随時発信中!