IT資産管理ツールウェア選定のきっかけ
Excel管理による管理工数の増大
元々Excelで資産管理を実施していたが、1,000台以上もある端末のリース管理や棚卸に工数がかかり、手作業での管理に限界を感じていた。 また、関係会社も含めた統合管理も実施したかったため、システム導入を検討することとなった。
セキュリティの強化
セキュリティ対策として社内ルールはあったものの、実際に社員が危険な操作をおこなっていないかなどを確認する術がなかったため、ある程度のチェック体制が必要と判断した。
SS1に決めた理由
製品検証による、機能や使いやすさなど総合評価の高さ
各社製品のパンフレットを取り寄せ、機能一覧ベースで当社の想定している機能が搭載されていると思われる製品を6製品に絞り、実際に検証・評価することにした。
検証では、当社が想定している機能を網羅していることと、使いやすさを選定ポイントとした。 ある製品ではインストール後に画面を開いた途端、どの画面から操作していいのかがわからず、戸惑ってしまい、検証自体をやめた製品もあった。
その中で、SS1は画面構成がシンプルで情報システムセンター各メンバーが操作しやすいと評価したため、不慣れな人でも操作できると判断した。また価格も予算内に収まったということもあり、SS1に決定した。
パンフレット上ではわからないところも時間をかけて実施・検証することで、手間ではあったが細かいところまでチェックし、最終判断することができた。
システム構成図
導入効果
社内の脆弱部分の把握→対策の実施
SS1に登録されていない端末のネットワーク接続検知や、デバイスの利用状況を監視することができるため、ユーザーが何をしているかを把握でき、具体的な対策が取りやすくなった。 また、SS1で取得した違反結果やレポート情報を、上長への報告資料としても活用している。
リース物件の詳細管理によるPCのライフサイクル構築
SS1の契約管理機能を用いて、リース情報と機器の紐付け管理をしている。 4~5年サイクルで機器を更新しているが、事前にリースアップの対象端末が絞り込めたり、追加や入れ替えなどの予算編成が簡単になった。
セキュリティ強化
SS1を用いて、外部デバイスの利用を禁止する運用をおこなっている。 業務上どうしても外部デバイスの利用が必要な場合は、特定の端末のみ許可し、利用範囲を限定して利用できるようにしている。 また、SS1では機器単位・部門単位・設置場所単位と設定範囲が詳細に組めるため、柔軟な設定運用が可能となった。
今後の展望
資産管理対象の拡張
UNIX系サーバーとMac端末も含めてSS1で管理するかを検討している。
保守契約情報の管理
現在はリース情報の管理はしているが、保守情報の管理まではSS1ではおこなっていないため、情報を統合管理したい。